トイレ事情 | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 母の部屋からトイレまでは、3メートル。手すり伝いに7歩で着く。だけど、母はトイレがどこか分からなくなって迷子になってしまう。

緑内障で視力が悪く、特に夜はトイレがどこか分からなくなる。

 半年位前までは、一人で歩いてトイレに行けていたので夜中にトイレを探して、クローゼットの中に入ったり、お風呂場の扉を開けてみたり、ダイニングの椅子をトイレと間違えて、リハパンを下ろしておしっこしたりしていた。

 朝起きて自分の椅子に座ったら、クッションが濡れててお尻が冷たい。びっくりして立ち上がった。お茶でもこぼしたかな?と思って匂いを嗅いだらおしっこの匂い。「ギャ〜!」と叫んだ。

ダンナと私の椅子にはおしっこするくせ、自分の椅子にはしない。不思議だ。わざとかと思ってしまう。

 トイレに行くと、帰り道も分からなくなって、色んな所で寝ていた。玄関の靴脱ぎ用のベンチの上や、ソファー。リビングの絨毯の上、台所の流しの前のキッチンマットの上など。

一番びっくりしたのは、お風呂の蓋の上で寝てたことだ。2センチ位の板のような蓋で母の体重が軽いこともあり何事もなかったが、お風呂に落ちてたらと思うとぞっとした。

 何で、5年も住んでるのに3メートル先のトイレを覚えられないの?と聞いたら、「このトイレには、今日初めて来たから。」と言われた。

嘘つけ!