『張遷碑』の臨書です!
この古典は、最も書いているものの1つです。
(多分、33回ぐらい全臨やってますw)
この張遷碑は、中国の明代に出土した、
後漢の時代の隷書碑です。
かの「曹全碑」と同じ時期のモノらしいです。
碑自体に、
誤字っぽいところがあったり、
1字を2文字っぽく分けて書いていたり(「暨」を「既」と「且」w)、
先祖が周王朝の要人だったとか、
また、超天才軍師がいたんだぜ、とか、
ちょっと家柄を盛ったり……。
そんなこんなで、
「張遷碑って漢碑と言うけど……、
嘘じゃね?」
みたいに、
ちょっと疑われた事もあったそうです(笑)
でもまぁいろいろあって、
定着した評価は、
渾厚朴茂(飾り気なく素直)
朴拙遒勁(自然な引き締まった強さ)
骨力雄健(気迫があって力強い)
気魄宏大(精神力のスケールがハンパない)
という、最大級のものです。
我が心の書聖、清末の何紹基も何百回と臨書したとか。
「書道」といえば、「美しい字」とすぐに思い浮かぶ方も多いと思います。
しかしながら、美しさの幅もいろいろあって、
習字的な「整った美しさ」とは違った、
「素朴で健やかな力強い美しさ」を
味わう事ができるのが、
書道の臨書の愉しさの1つだと思います。
危うく全臨しかけました😁
今、全臨は日本の古筆と決めているので……。
あぶない、あぶない、、、www
ってことで、『張遷碑』の全臨未遂です😆
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