問題Q
(⭕or❌)
①西周の完成された金文書体がこの時代の正式書体となった
②この頃の竹簡や帛書は当時の肉筆として貴重な資料となっている
③服に付いた墨は落ちないので諦めるのがよい
『東周』及び『春秋・戦国』
都を洛邑に遷したものの、もはや周王朝に盛り返す力はなかった。ここからが「東周」であるが、名目上の王位を保つことに必死になり、秩序は崩壊……。政治の実権は封建諸侯、つまり大都市国家に握られてしまった。
これより大小様々な国々が興亡する春秋時代に突入する(「春秋時代(BC770~BC481)」)。
そんな中、台頭した5人のカリスマ王、
春秋五覇。
斉の桓公・楚の荘王・晋の文公
宋の襄公・秦の穆公(※諸説あり)
彼らを中心に争いは展開されていく。
そして更にそれぞれの国内外で敵対、交流、降伏、裏切り、忖度、嫉妬、騙し討ち、大義名分のある侵略……、
そんなものが渦巻きながら、様々な思想家、言論家、兵法家などが出てきて(諸子百家)、王や有力者のマインドセットに影響を与えもした。
(余談であるが、現代においても王(経営者)や戦士(サラリーマン)に孔子・老子・孫子など当時の思想は影響を及ぼしている)
この頃から、各国独自の文化(文字など)を作られていった。
この頃には識字率も高まり、漢字の種類も爆増したことであろう。
やがて、
秦・楚・斉・韓・魏・趙の
戦国七雄と呼ばれる国がしのぎを削る「戦国時代(BC481~BC222)」となる。
そして、覇者となったのが「秦」!
秦が周を洛邑を落し東周を終わらせ、最後に楚を滅ぼし初の天下統一を果たす。秦王贏政(えいせい)は始皇帝となり……、
続く。
「続、金文」
「西周」時代に整い、固定化していった「金文」であるが、春秋時代に入ると、それを継承しつつも地域によって変わってくるようになる。
戦国時代になると、更に地方差が顕著になる。
そして、武器に「鳥書」という
もはや文字なのかもわからない、
非常に装飾的な文字も現れた。
《参考文献》