『個性とはプリっと出るモノ』と277臨目 | みかんせい人、湧く。~謎の自称書道家の『今日も臨書日和』~
『自称謎の書道家みかんせい人🍊の
1000臨やります❗』
277臨目
裴休「圭峰禅師碑」
(初🔰❗)です😆

この古典は
中国の唐時代、800年代の書です。
因みに、
初唐の三大家は600年代に活躍。
楷書の極限の美、典型を作り上げ、
「楷書の完成期❗」と言われます。
700年代は顔真卿や懐素など
型破り系の大家により
書の美がさらに拡張されました。

書の歴史は
典型を作り上げた人物や
新たな表現を生み出した人物が
脚光を浴び、
不朽の名作と名を残しています。
その後の時代も革新的な表現が生まれ、
書道の歴史を彩っています。
そんな中でこの裴休の楷書!
「裴休の特徴はこれだ❗」
というモノは特に無く、
どれか1文字切り取って、
「これは誰の字でしょう❓」
と言われても、
よっぽどのマニアでない限り
わからないかもしれません。
しかし、
しっかり欧陽詢を学んだ雰囲気と、
たまにほんのり虞世南っぽさが
見えます。

あまり知られていない裴休。
(僕も知りませんでした~~🙈)
何かを生み出した系の
スーパースターばかり
注目してしまいがちですが、
地味ながら
誰が見ても「キレイ❗」と唸らせる
技術と安心感。
新たな表現を生み出さない系で
名を残している裴休、
渋いです❗❗
(知りませんでしたが……🙈🙈🙈)

現代は自己表現や個性が重視されます。
しかし、
新しいモノを生み出そうとしすぎて、
個性を出そうとしすぎて、
表現したがりすぎて、
探しすぎた挙げ句……、
何も出ねぇ~~😫
ってなってしまうことも
しばしばですが……(笑)、
そんな時の為に、
裴休アニキの渋さを
心に持っておこうと思います。
そもそも
「個性を探す」って、
ヘンな感じしません❓

個性とは多分、
知識とか経験とかを自分に取り入れて、
思考と共に体内で消化して、
プリっと出るモノ💩なのかもしれません。
「書は人なり」とは
こういうこと……
いやいや、
💩ではない(笑)❗❗

