久々の、
『自称謎の書道家みかんせい人🍊の
1000臨やります❗』

253臨目『鄭羲下碑』
6回目の全臨です🍊



いや~~、この古典、
難易度MAXでございます😆



北魏は鮮卑族という
民族が建てた国家ですが、
先進の文化水準である漢民族に影響されて
漢化政策を行いました。

他人の良いところを取り入れる❗
柔軟ですよね~~😆
(結局、やり過ぎて反乱を
招くことになってしまうようです……💧)

宗教面でも漢民族伝統の
「道教(不老不死とか神仙思想とか)
を取り入れ、
後には、最初否定的だった「仏教」も
広まっていきました。

多くの石窟寺院が造られ、
中でも竜門石窟の
仏像とその銘文「造像記」は
書道の歴史でもダイジェストの1つとして
あまりにも有名ですね~❗

因みに、もう1つの伝統宗教「儒教」は
漢民族以外を王様にするのはダメ❗
ってな感じだったようで、
さすがにそれは取り入れませんでした。

因みに、道教・儒教・仏教は
中国三大宗教と言われるらしいです❗


当時、ゴリゴリの仏教色の強い
「造像記」系が多い中、

『鄭羲下碑』の作者、鄭道昭は
漢民族の貴族。

貴族が「道教」に憧れのは
貴族あるあるなんですかね~~🤔

鄭道昭もまた、
「道教」に思いを馳せた1人だったようで、

そのあたりも
硬い質の石にしっかり字を刻む
「造像記」系より、

雄大な自然の崖に字を刻む
「摩崖碑」を好んだのは
無関係では無いかもしれません。

大自然の崖の方が
仙人っぽいですからね~~😆


鄭道昭の思惑通り(?)、
長年の風化により
現在目にすることが出来るのは、
仙人的な『鄭羲下碑』です❗

もはや、誰にも原型はわからない……。
どう書けば正解なのかもわからない🙈

つい避けがちな古典ですが、
こういうよくわからない系の
古典のお陰で、
「書は芸術である」
とか
「個性・多様性」、
「書道は終わり無きもの」
と主張出来る面目が
立っているのかもしれませんね~~😆

一方、
書聖「王羲之」も精巧な複製や臨書本が
あるとはいえ、
実際は謎に包まれているのに、
習わない人はいません。

この差❗❗
(笑)



※「みかん臨書集🍊(感想文付き❗)」
気になる方はご連絡下さい🙇