楷書編
~雁塔聖教序①~
と共に、
「初唐の三大家」の一人に数えられる
褚遂良の傑作
『雁塔聖教序』
です❗❗

「艶やかな美人」
「天馬の空を駈ける如し」
など評されるように、
・緊張感がありながらも躍動感満載❗
・太細、起筆、抑揚…、千変万化の筆使い❗
・流麗で艶やか、まさに楷書の極地❗
最も洗練された楷書として
書道の歴史の中でも
ひときわ輝いています❗
『雁塔聖教序』は、
玄奘(三蔵法師)の仏典漢訳事業を称え
太宗皇帝と皇太子(後の高宗)が
玄奘のために書き与えた文です。
いつも思うことなのですが……、
太宗皇帝の「序」、
後半の皇太子の「序記」、
洗練された前半の「序」対し
後半の「序記」、
あまりにも
テンション違い過ぎません❓❓
則天武后を皇后にしようとします。
それに反対し
ベトナムに左遷されてしまう褚遂良。
「雁塔聖教序」を書くときに
すでに何か確執があったのか……。
はたまた則天武后の不穏な動きに
気づいていたのか………。
たまたま体調が悪かっただけなのか……。
僕の見る目が足りないだけなのか…(笑)
なんて妄想しながら
臨書するのも面白いですね❗
皆様はどう思いますか❓❓
後半ちょっと主観的な記事に
なってしまいましたが(笑)、
次回は筆法などを
見ていきたいと思います❗❗