先日ブログ友達の方から
「陳淳の書やってみて~」
とコメント頂きました❗
名前は聞いたことがある気がするものの、
その書は全くピンと来なかったので💧
資料を探して見てみると……、
一目惚れ❗
(笑)
ついでに明代の書をパラパラ見ていると
何と面白いことか❗❗
ってことで、
連載
『シリーズ明代の書
~百花繚乱❗草書の黄金時代~』
始まり始まり~~(笑)
ゆうしゅんさん、
いいこと教えて頂き
ありがとうございました❗❗
(『草書杜甫秋興詩』は見つからず……💧
引き続き探してみます)
そんなこんなで
第1弾は「陳淳」です❗
明代の書は、大きく三期に分けられると言われています。
①初期は、前代の元王朝は異民族国家(モンゴル民族による、漢民族にとっては過酷な時代)だったこともあり、復古主義が流行したようです。
②中期は、経済状況が一気に上昇❗❗風流を好む文人達が中心となり、大きく発展します。伝統的な書も自己表現も入り乱る、華やかで豊かな時期であったようです。
現代に少し似ているかもしれませんね❗
③後期は、さらに精神的な深みも加わってきます。「明朝の第一」と言われる董其昌の登場で、明代の書が仕上がった感じです(笑)

明末になると、宦官の暴走や、またもや異民族が勢力を伸ばし、社会状況も厳しくなってきます。。。書道の歴史の中でも特に異様な表現です。亡国に殉じた烈士や語り部として生きた者、二朝に仕えた者……、
厳しい時代背景と人間ドラマで、この明末清初は、書道の歴史の中でも1つのハイライトとなっています❗
『陳淳』は、明代中期の人です。
「真面目一徹」文徴明の弟子でした。
しかし、陳淳の性格は気ままな感じだっようで、師匠と少しすれ違いがあったようです❗
その書は、
『駿馬(速い馬)が坂をかけ昇り
鸞鳥(鳳凰みたいな鳥)が空に翔舞する』
とその天真爛漫さを讃えられています。