第86臨目は
今日は狂のお勉強❗❓
((笑))
懐素の『自叙帖』、
5回目の臨書です。
「狂草」とは書を書くにあたり、
ベロンベロンに酔っぱらって🍶、
心の趣くままに縦横無尽に草書を
書いたことからこう呼ばれています。
さらに懐素は、その書く時の
常軌を逸した姿から
「狂僧」と呼ばれてます。
(懐素は僧名であり、幼い時に仏門に入りました👌)
「狂僧の狂草を今日はお勉強❗」
何か語感がいいですね(笑)

このスタイルは、後世にも大きな影響を与え、数々の名だたる書道家達に学ばれました。
黄庭堅や董基昌、傅山。
日本では良寛。
そう考えると、現代の書家も直接学んでいないにしても、その流れは脈々と続いているのかもしれません❗
『自叙帖』を学ぶ=「狂草」を学ぶ
つまり、「狂い方」を学ぶ……、
となり、ずっと違和感というか、
何か変な感じがしてました。
しかし、2月に顔真卿展で見た『自叙帖』のホンモノの印象や、
今回、原寸に近い臨書をする事で、
少し見方が変わってきました。
『自叙帖』は、決して法を無視した粗雑さはなく、
大小、疎密、曲直、回転など多彩な変化や、
次はどんな展開になるのかというワクワク感、
等々、非常に巧みです❗❗
なので、書法・書風として
非常に参考になる古典であり、
創作への1つの道しるべとなる古典でもあると思います。
「狂草」の、泥酔🍶して奇声あげて、
所構わず書きなぐる……
というイメージに囚われ過ぎてたな……、
と反省です。。。
そう考えると、懐素の本物のぶっ飛んだ狂草ってどんなものだったのでしょうね(笑)
動画撮ってみました❗緊張しますね(笑)
左手にスマホ、右手に筆……、
全く集中できません❗❗❗
(と言い訳しときます(笑))