『3』
それは、不思議な数字である。
この世界の空間は3次元とされ、
「天・地・人」の三才、
三国志にみる諸葛孔明の天下三分の計……
三権分立、世界三大何とか、
書道のおける三大家、三筆……
万平ラーメンの3分、
ウルトラマンの地球滞在時間、
プリキュアの安定の収まりの3人、
トイレ掃除のサンポール……
人の遺伝子には『3』という数字に
非常に重要な意味が
組み込まれているのかもしれない。
蜜柑書房『三考』より抜粋
そんなこんなで(笑)、
顔真卿の『三稿』と言われる
第80臨目『争坐位稿』15回目、
第81臨目『祭姪文稿』8回目、
第82臨目『祭伯文稿』2回目
の臨書です❗

《争坐位稿》
今回はなるべく忠実に書いてみました❗
『祭姪文稿』は、この様式で書いたことありましたが、『争坐位稿』は初めてです❗
ずっといつかやろうと思っていながら
出来なかった(やらなかった)このスタイル。。。
最後の100臨目に取っておけばよかった❗❗
でも出し惜しむほどの事でもないので……、
一気に公開です(笑)
《争坐位稿》
さて、書道の学習は臨書であり、半紙に2文字~6文字ぐらいが基本的で効果的な学習法であると思います。
しかし、毎度同じ大きさで繰り返し書く事も大切ですが、ついつい慣れや、厭きて来たりしてしまう事もあるかもしれません。
そんな時はこれ❗❗
ほぼ原寸臨書❗❗
大きさを変えることで、視点が変わります。
拡大臨書では気付かなかった事が見えるかもしれませんので、是非試してみてください❗
(あくまで「かも」です……。見えなかったらすいません……🙏)
『争坐位』は、
「篆意あり❗顔真卿書の第1なり❗❗」
と言われ、
また『祭姪』は、
「文も字も人の心を動かす……。」
など古今、大絶賛されています。
しかし『祭伯文稿』だけは、
「やや精彩を欠く。。。」
と言われています。
それにもろに影響を受け、
僕自信も2回目と極端に少ないです……。

食わず嫌いはダメですね❗
他の二稿に比べ、激情の書ではないと思いますが、非常に懐が広く、勉強になる古典だと思いました。
そして、所々、褚遂良を感じるのは僕だけでしょうか……。
何はともあれ、僕の三十代のテーマは
この顔真卿なので、
もっと取り組んでいこうと思います❗❗