100臨番外編 その3は、

現代でも大人気の清時代後期の大書家、
そして僕の中の書聖、何紹基です。
僕が書にハマるきっかけとなった人物です❗


大学生時代、何も知らず、周りのレベルの高さに圧倒されていた、みかんせい人青年(笑)は、
何紹基の法帖と出会いました。

当時の印象ですが、

何とも言えないプルプル感、
上手いのかよくわからない感じ、
そして面白い字形。
(あくまで当時の印象です❗)

楊守敬は、
「何紹基の書を習うと軽佻になりやすいのは、彼の書が悪いのでなく、学ぶ者の心が浅はかなのだ」
というような事を言っていますが、

大学の四年間やってみた結果、案の定、

無駄にプルプルして、
明らかに上手くない、
変な字形の、

よくわからない作風になってしまいました(笑)

「こりゃイカン❗❗」ってことで、
「何紹基の学んだ顔真卿や隷書をやろう❗」
ってなったのが10年前です。。。


そうして、顔真卿をメインにしながら、
顔真卿やるには篆書・褚遂良❗
基礎固めに初唐の三大家❗
王羲之もやらなければ……。
隷書もやらないと…。。。

となって行き、今の風呂敷広げすぎた感じに至っています(笑)

何紹基書くのはまさに10年振り❗

力がこもっていながら、非常に大らかな線に
改めて引き込まれました❗❗





展覧会作品を制作中なのですが、書き込んでくるとだんだん速書きになってしまいます。

今回は、ただ、ゆっくり書く訓練の為だけに
何紹基の臨書をしましたが、
いつかじっくり学び直したい題材です❗



何紹基について書こうと思ってましたが、いつの間にやら過去語りになってしまいました(笑)