こちら…
主人との馴れ初め②
の続きになります
Tさんは…頷いたあと
暗いオーラを纏ったまま
ゆっくりと立ち上がりました。
肩を落とし項垂れたままの姿で
🏨ロビーを出て私を
駐車場へと案内してくれ…
ピピッ
その時です
暗がりの中
一台の車が煌びやかに
光り出しました
なんですか
この改造車
銀のメタリックに青色に
光る車✨✨✨
まるでUFO🛸
派手過ぎて乗るの恥ずかしいわ
しかしTさんはハンドルを
握ると…
私が案内するお店へと
まるで人が変わったように
暗がりの中 土地勘もない場所を
スマートに連れてってくれたのです
びゅ〜ん
1番奥の隅っこ。
出来るだけ人目に付かない
席を選んで座ったよ。
恥ずかしいからね。
得体の知れない方と
今からお見合いだもん
洋食🍽を食べながら…
初めて面と向かって見る
Tさんはごく普通の人みたい。
白のワイシャツ👔に
スラックスズボン👖
そして黒の革靴👞
とても大人しくあまり
喋らないので、私ひとり
喋っていたような
でもね。メガネの👓奥には
優しそうな目が笑ってて安心した
ひと通り喋り終わった後
近くの駅まで送って貰いました。
駅に到着して車を停止させると
Tさんは…
『良かったら連絡先を教えて
貰えませんか』と…
今までのお見合い相手の
人達はレストランを出るまでに
聞いてくれてたので…
聞かれないまま終わるのかと
思ってた
この日を境に…
Tさんと私の不思議な
お付き合いが 始まるのです