テレビ朝日の「大下容子ワイドスクランブル」(1/30)にて、




アメリカで、数学などの教育に重点をおくためという理由から、近年教えてこなかった筆記体文字を、最近復活させた州が増えてきているとの話題がありました。




若者が筆記体で書かれている公文書や古い文書を読めなくなってしまったことに危機感を覚えてということでした。




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私が中学校の授業から英語を習った頃は、英文は筆記体で書くことが普通でした。活字体より早くスムースに書けますし、活字体でカクカクしながら書くのは不自然な感じです。実際、活字体で書く人などいませんでした。




しかし、日本においても、私より何年だか10何年だか年下の方からは、筆記体を習っていないことを、30代頃?になって職場の雑談で知りました。




ある日、宛名か何かを英文字で書いていたときに、自分としては普通に筆記体で書いていただけなのですが、後輩(といっても男女差別真っ最中の時代における上司的な地位の男性)から、「わざと筆記体で書いているんでしょう」と言われてポカンとしたことを憶えています。私が奇をてらって筆記体で書いているという趣旨で非難を表明したのです。




その後、何年もたって、他の後輩男性から「○○さん、このあいだ英文字で宛名を書いていたでしょう? すごく上手でびっくりした」と言われて、こちらは嬉しい思い出です。




実は、私は、日本の文字、すなわち、ひらがな・カタカナ・漢字すべて上手く書けません。いわゆる悪字なのですが、それにもかかわらず英文字の筆記体だけは何故か上手に書けました。手の動きが概ね斜め一定方向だから書きやすいのでしょうか。




そんなこんなで英文字の筆記体を書くことがちょっと好きだと思っている身としては、アメリカでの筆記体文化復活の話はちょっと嬉しい話となりました。




もう筆記体が使われていないと知ったときは、まさかと思いました。美しくエレガントな筆記体を失くしてしまうなんて、と驚き、心の片隅(?)でがっかりしたものです。




ただ、今回の筆記体復活はアメリカでの話です。日本で現在どうなっているのかはわかりません。




(2024/1/30/15:00記)