強い言葉で否定します。

 

覚悟してください。

 

 

頭がお花畑の、妄想ばかりの人間。

 

いまのあなたが嫌いだ。

 

あなたはそんな人間じゃないはずだろ。

 

あのとき出会ったあなたは、

 

もっと現実的な、立派な人じゃないか。

 

リアルでちゃんと会えたあの瞬間、

 

2年前の夏のあの瞬間。

 

ベンチに座っていたあなたを見つけて、

 

なんとなーく話をして、

 

あなたは僕を車に乗せてくれた。

 

赤くてかわいい、あなたらしい車に。

 

Snow man のD.D.が流れていて、

 

「Snow man 好きなんですか?」と

 

質問したことだって覚えているよ。

 

車から降りて、

 

連絡先を聞こうとしたら、

 

真顔で「いいえ。」と答えた

 

あなたの顔も覚えている。

 

そのあと放ってしまった呪いのような言葉も、

 

僕は未だに後悔している。

 

木々の下で聴いたあなたの名前も、

 

その名前を聞いて素敵な名前だなと

思ったことも、

 

「素敵な名前ですね。」と言ったら、

「ありがとうございます、父が喜びます。」

と答えたあなたの嬉しそうな顔と驚きも、

 

全部じゃないけれど、

とても強く覚えているよ。

たった20分,30分の出会いと別れだったけど、

世界一幸せな瞬間だったよ。

 

僕たちの過去をどうかなかったことになんて

しないでほしい。

 

どんなに許せないことでも、

僕たちの過去があったから、

未来の今の僕たちがあるんだよ。

 

その事実がとてもとっても嬉しいんだよ。

 

もう、自分を許してあげよう。

僕も、君も。

 

今のあなたが大嫌いだ。

 

 

 

夢を追ってほしいと言ってしまったのは

僕だ。

 

それが君を苦しめていたんだよね、ごめん。

撤回するよ。

未来の今だからできることだ。

 

僕は夢を追わない。もう、追いたくない。

 

あのとき、あの瞬間、

君とリアルで出会ったあの瞬間、

全ての道が君という一点に

繋がっていたように感じた。

全ての道が、君に収束するように感じた。

音楽も、芝居も、18祭も、

全ては君に出会うためだったんだと、

心の奥底から本当に思えた。

そしてそれが、すごく嬉しかった。

本当に、嬉しかった。

 

僕はもう夢を追わない。

もう二度と、君を失いたくない。

もう二度と、迷わない。

君と一緒に、未来を生きていたい。

君と一緒なら、どんな未来も楽しそうだから。

君が生きていてくれるから、

僕も生きていくんだよ。

 

君の隣で、君とおんなじ夢を

一緒に見ていたい。

夢は追い求めるものじゃない。

見るものだ。

見ることしか出来ない。

でも、それでいいんだよ。

そういうものだから。

 

それが僕の願い。

君に生きていてほしい。