一周忌が近づく事が嫌で嫌で
忘れたふりしてみても
毎日、毎日考えてばかりいる
のだからそれは無理な話しで

8月12日
朝から去年のあの日の時間を
追いかけて

今はこうだった
お昼はこうだった
夕方こうなった・・・と

亡くなった時間はどうしても
家に居たくなく

また誰とも一緒にも居たくなく

裕二を隣に乗せて海岸を
ドライブした

数えきれない位2人でドライブ
した道でも私はいつも裕二の
隣に座り見ていた景色で
自分で運転していた訳じゃなく

ここで釣りする時はここで
エサを買った

ここはこの店だった

ここのたこ焼きは美味しかったねと
話しかけながら

本当は伊豆に行きたかったね

ごめんね!連れて行けなくて

行こうと思えばいつでも行ける
けど

怖いんだよ!

やっぱりここにも居ないんだ!と
認めなくちゃいけなくなるのが
逃げているんだよ!私

わかっているよ

私がいつまでもこんなだから
夢にも中々出て来てくれなくて

夢の中だけでも話しがしたいのに

でも私、少しだけ分かったよ

ちゃんと裕二は人生を最後まで
頑張って生きたと私が受け入れたら

今は魂の世界で片割れの私を
待っていると心から思えたら
夢にもいっぱい出て来てくれて
話しもいっぱいしてくれるんだよね

この世界で生きていた時の姿を
借りて一瞬でも目の前に現れて
くれるかもしれない?

私思い出したんだ

40代の時友人のお母さんに
言われたこと

あなた達はソウルメイトで
でもその中でも特別な関係だと

いつか真須美ちゃんは自分で
気づくよ!と

裕二?

私達ツインレイなんでしょう?

20才の時半年以上私が連絡
しなかった時

突然裕二が足をケガして
入院してこのまま一生
車椅子生活かもしれないという
夢を見て
あ〜私が側に行って一生面倒
みなくちゃと思い

慌てて硝子店に電話をしたね

すると電話に一番に出たのが
裕二で

私は拍子抜けしたけど

裕二にどうした?と聞かれて

足をケガして入院してる夢見たと
言ったら

何で知ってる?左足の腿に
硝子刺さって縫ったから
暫く店番だ!と笑っていたね

私はもっと凄いケガかと思った
それだけ元気なら大丈夫だねと
電話を切った

私は今でもあの時の自分の
夢も不思議だったけど
何で一生面倒見なくちゃと
思ったのか?
ずっと不思議だった

今なら分かる気がする

私達やっぱり一つの魂が
2つに別れてこの世に来たんだね

だから2人共出逢ってから
最後迄お互いを忘れる事も
嫌いになる事も無かったんだね

この世で一番安心出来る相手で
一緒に居ると何故かいつも
安心して眠る事が出来たんだね

お互い自分の気持ちに嘘をついた
結婚をして心をボロボロにして
再会して元気になれたけど

裕二はこれでもかという位
ケガと病気で入院の連続で

最初は仕事中に硬いブラシの
毛が1本飛んで左目に刺さり
水晶体に穴があき何も見えなく
なって人工のレンズを入れた

あの時から日赤とのつきあいに
なった
あの入院も長かったね

その後は仕事で軽トラを運転中
飛び出て来た犬を避けようとして
自分が電柱に激突運転席に挟まって
レスキューを呼ばれドクターヘリ
まで呼ばれそうになった

何とか救急車だけで済んだけど
この時も日赤

ただリハビリに時間がかかり
中々膝が曲がらない自分に
イライラして一日だけ一人に
なって頭を冷やしてこようと
海に行ったのを私が大袈裟に
探しているのを遠くから見て
帰るに帰れなくなって三日間
九十九里海岸で車中泊

膝が曲がらない!仕事が出来ない
私に迷惑かける
悪いな!悪いな!ばかり

私はこんな時だからと
右足は動くんだからと
伊勢神宮まで連れて行ってと
言って連れ出した
松葉杖も無く歩く事は
出来るようになっていたし

そして大腸がんの手術

2年後にヘルニアの手術

その時の全身検査でがんの再発
が告げられた

何で?私と一緒になって入院
ばかり?と言った時

裕二は言いましたね

お前と一緒だからだ
お前が側に居てくれるから
病気もケガも出来る

看病してくれるのは
お前以外は嫌だ

そうだった!
再会してすぐの時は脂汗を流して
胃を痛がり身をよじる姿を見て
すぐ病院に行こうと言っても
嫌だ!入院になってもお前が
側に居てくれない!と子供の
ようだった。

私は裕二を看取らなくては
いけない宿命を持って生まれた
のだと思う

だからちゃんと誕生日にも
意味があったんだね

同じ誕生日で良かったのに

裕二はわざと自分だけ0をつけて

5月3日と5月30日

0はやっぱり0だから
同じ誕生日と一緒だよ

ツインレイは誕生日が
同じとか同じじゃなくても
数字が同じが多いんだって

だからやっぱり魂の世界は
あるんだ!と思ったよ

人間死んでも無じゃないと

裕二は片割れの私を待ってると
思えたよ

そう思えたのが3日前
そう思えたらすぐ裕二は
夢に出て来たね

まだ完全に元気じゃなかったけど
家のリビングにひいた布団に
寝ていたけど元気に話していたよ

次に夢で逢う時はもっと元気に
なっているのかな?

これも私の気持ちしだい
なのかな?

また必ず逢える!と思い続け
られる私でいる事

そうだよね?裕二?

また必ず逢えると信じられたら
私頑張って生きられる気がするよ

人間死んでも無じゃないね
裕二?

いつか私がこの世を去る日が
来たら又1つの魂になるんだね

きっと・・・