一昨日は午前中まで雨が長引き、午後からは蒸し暑い日となりました。

そんな中、琉球舞踊を観に出かけてきました。

ベタなコーデですが・・雨に強い琉球壁上布に、南風原（はえばる）の花織名古屋帯を合わせました。

半衿は直前まで悩んで・・当日朝が涼しかったので、薄い水色の塩瀬にしました。

そういえば、琉装では『絽』って使わないのでしょうか？がん見したところ、舞台上の皆さまの半衿は薄手の平織（素材不明）とお見受けしました。そう言えば、夏に行った料亭の田中屋さんでも絽の半衿は使われていなかったなあ～

舞台の撮影は出来ませんでしたが、カッコイイ琉装と艶やかな衣装に目が釘付け。独特なヘアスタイルは、一輪の花の挿し方がフラメンコと同じなので、元は一緒だったりするのかなあ～なんて思いを馳せました。（フラメンコは北アフリカ発祥と言われています）

地謡さん達は一部では琉装、二部では紋付き袴＆黒留袖。もうカッコイイのなんのって

狂言でよく上演される「棒しばり」の曲。琉球語？で話されるので、セリフ自体はほとんど聞き取れませんでしたが、あらすじを知ってるせいか、ところどころ聞き取れたり、演技の上手さもあって、笑いっぱなしでした。観客には沖縄の方が多かったようで、わからないセリフのやり取りでも会場では笑いが出ていました。

お客様の中に花織の名古屋帯を締めている方がおられましたがそれもまた素敵でした

プログラムの最後の方、『日傘踊り』では八重山上布と思われるものをウチンシー（帯なし、対丈の上前と下前を襦袢の紐に挟むだけ）に着ておられ、素敵でした～

今後、こんな酷暑が毎年になるなら、こんな着付けが良いのでは？？と真剣に考えておりました。だいだい、おはしょりも暑い原因なのよね、補正にはなるけれども。今年のような夏は辛い。帯がなければどんなに涼しかろう～～。