雅楽 | 薔薇のおうちの住人達

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雅楽・・読んで字のごとく、雅な音楽・・と個人的には感じています。日本雅楽会のご説明ではそんな事は書かれていませんので・・念のため真顔

初めて雅楽の生演奏を聞いたのは、東儀秀樹さんのコンサートでした。先日炎のヴァイオンリンコンサートをなさった古澤巌さんとのコラボでした。

 

 

和楽器の音色は『遺伝子の中に記憶が存在するのかも!?』と思ったほど衝撃的に懐かしく、耳心地の良い音でした。

 

因みに和楽器の演奏と言えば・・雛人形として飾られる【五人囃子】は五人囃子ではなくて【五楽人】のバージョンがあるそうです。五人囃子は『謡(うたい)』さんがいる能楽様式で、太鼓、大鼓(おおかわ)、小鼓、笛、謡です。五楽人は横笛、縦笛、火焔太鼓、笙(しょう)、鞨鼓(かっこ 羊へんの字が正しい?)です。この五楽人にいる笙を吹いていたのが東儀さんでした。平安衣裳もまた美しく、素晴らしいコンサートでした。

今回は東儀さんはいらっしゃいませんが、雅楽と歌とダンスの催しです。

曲は800年以上続く奈良系伶人の家系である宮内庁楽師・芝祐靖氏が1990年前後に作曲・復曲されたものでした。

 

 

 

 

 

 

最初の前奏曲が奏でられると一気に鳥肌が立ち、感動のあまり涙が出そうになりました。鼓膜への音波の圧、脳髄まで震撼させる調和音。

洋楽で言うところのオーケストラを和楽器の生演奏で聴いたのは生まれて初めてです。

 

正倉院にあった残欠から復元した楽器十数種類が使われ、会場のお客様も楽器やその演奏に目が釘付けのようでした。

 

 

 

 

※画像はいずれもパンフレットより

 

 

ハープの原型のような大型楽器の【くご】下差し

※くごは横倒しになっています。その隣がてつげんそう。

 

鉄の弦を持つ小ぶりな箏【てつげんそう】、鉄琴の原型のような大型の【ほうきょう】、ハーモニカの原型のような形でペルーのサンポーニャみたいな音色の【はいしょう】、バンジョーのような【げんかん】、胴が陶器で出来ている鼓【じこ】・・。どれもこれもテレビでも見たことがありません。

 

 

 

 

日本に半世紀以上も住んでいるのに、雅楽合奏を初めて聴いたワタクシ・・。和装も日本の伝統衣装だけど、現代の子供たちは両親はモチロン、祖父母の着物姿も見たことがないことが多いのだから!日本人が見た事も触れた事もない伝統が増えていく・・。

伝統が衰退していくのは食い止めたいものです。一度途絶えたら、元に戻すことは容易ではありませんからね~。

 

こんな素晴らしい音楽を聴いて、気分上々でこの後お食事に行ったのですが・・気持ちがふわふわしていたせいか、いつもするひざ掛けを忘れてしまい、更に、いつも汚した事もないのですがこの日はなんと!バーニャカウダのソースを膝に落とした~っゲロー

 


                これ!上差し



慌てておしぼりで拭き取ったら、藍がうっすら色落ちしてしまい、びっくりガーンびっくりマーク宮古上布は濡らすと色移りするので気を付けろ、とよく聞くけど本当だった!びっくり

帰宅して真っ先にぬるま湯と洗剤で部分洗いしましたyo~煽り。すぐに乾いて、もうどこだか分からなくなったので安心しました。

 

そうそう、この日34℃くらいの外気温の中を7分程歩く予定だったので、一応背中に麻タオルを挟んでおきました。効果としては『汗はじき』!ですね。

 

 

 

でもね、結局汗をほとんどかかなかったから、汗はじきは必要なかったけど。因みにアメブロの元トップブロガーだった朝香さんは『着物の中で宮古上布が一番涼しい』とおっしゃっていましたね。私も同感ですびっくりマークなんちゃって・・たった7分歩いただけだからねえ~ウシシ