今日は父の月命日なので、お団子屋さんに行ってお団子各種と甘酒饅頭を買ってお供えしました。

昔、父がお団子屋さんからいろいろ一種類ずつ買ってきてくれたことを思い出します。

私が20代前半のころ、すごく喜んで

「私、桜餅! 桜餅食べる! 帰ってきたら食べるから取っておいて!」と言って外出したら、私がいない間に姉の家族がやってきて、食べられてしまいました。

もちろん、私の分は母が2個ほど確保してはくれていたのですが、桜餅はなくなっていた…。

 

「桜餅が食べたかったのに…。とっててって言ったのに…」

「ごめんごめん、ほら、うぐいす餅があるよ」と母

私はうぐいす餅を食べながら

「でも、桜餅が食べたかったんっだもん…。桜餅がある~桜餅♪ って桜餅の気持ちだったんだもん…」

「明日、ぜんざい作っててやるから…」

「そういう問題じゃないんだもん…」

べつにそこまで、桜餅にこだわりがあったわけじゃなかったんだけど、なんかぶちぶち言いたい気分だからすねてただけだったんで、次の日はコロッと忘れて仕事に行きました。

そして、帰ってきたら、母が本当にぜんざいを作ってました…。ちゃんと小豆から炊いて…

母も仕事していたから忙しいのに…

「ほら、あんたのために、ぜんざい作ったよ!」とにこにこ顔の母。

そして私は…

「だめよ~~そんな、子供甘やかしちゃ!! もういい年の大人なんだから

~~~!!!」

いや、もうめっちゃ大喜びでぜんざいを食べましたとさ。

 

いや、これ、母の思い出で、父の思い出じゃないじゃん……( ̄▽ ̄;)

 

このころ、父は無口だったからなぁ…。

でもたぶんにっこにっこで饅頭食べて、にっこにっこでぜんざいも食べてたと思う。

いつもにっこにっこだったから…。

いつもにっこにっこでやさしくて、漫画とアニメとテレビゲームが好きな自慢の父だったよ。

パチンコもすきだったけどね( ̄▽ ̄;)

パチンコで勝つとお土産買ってきてくれたし…。ああお団子はパチンコで勝ったのかな

 

母が認知症を発症したのは私が32歳ぐらいのころだったから、普通の日常の思い出となると、20代のころの話とかになるんだよね…