知ってる方も多いと思いますが、実は先月末にお店のドアが破損しました!
 
朝、店に着くとドア下のガラスが割れてるのを発見!
そりゃ焦りましたよ。瞬時に「酔っ払いがよろめいて足でも突っ込んだか?」とか、「知らぬ間に誰かの恨みを買ってしまったのか?}など等、色々と頭の中を駆け巡りましたが、その時でた言葉は「まじか…」だけでした(笑)
 
取りあえず中に入るとガラスが散乱していました。かなり中の方まで飛び散っていたので衝撃は見た目以上に強かったと思われる。
  
 内側から見るとドア自体も破損しており、よろめいて足を突っ込んだレベルでは無さそう。何があったんだ!
 
  
 周りの壁紙や、ドア枠までいっちゃってます。
どうしたもんかと頭を抱えていた時、ポストに一枚のメモが入ってる事に気付く。
内容は、「昨夜に車でドアを破損してしまったので、オープン時間に改めてお電話します」ってな事が書かれています。
その後ちゃんと電話がかかってきて相手とお話しをして、保険で修理する事となったのですが、黙っていれば分からなかった今回の事故、正直に申し出てきた日本男児を思わず「偉いですね!」と褒めてしまいました。世の中まだまだ捨てたもんじゃないですよ!

修理は、とある縁から「AKItect(アキテクト)」さんにお願いしました。
打ち合わせの時に、専門的な事を色々と分かりやすく教えて頂きとても勉強になりました。今回のドアとは別にお店で気になってる事やリフォームしたい所など相談も快く聞いて色々とアドバイスをしてもらいました。
 
ドアと枠が新しくなりました(塗装前です)。
 
ドアノブは木製になっております(個人的にかなりお気に入り♪)。
そしてドアの鍵の位置ですが、以前はドアノブの上に付いていました、今回は下側に付いています。低い位置になるので一見使い辛そうに感じますが、これには、ちゃんと意味があるそうです。ドアにかかる力を分散してバランスを取る為にあえて下側にしてあるのだとか!蝶番(ちょうつがい)もドアのバランスを取る為に取り付け箇所は微調整してあるそうで、知らなけば気付かないところにも職人の知恵と技術が隠されているのだと実感しました。説明を聞いて納得のお仕事です。
 
この塗装前のドアの質感や色があまりに綺麗で塗装するのをやめようかと思ったくらいでしたが、色を変える勇気が出ずに以前のドアと同じ白に塗装してもらいました(実は赤いドアに憧れがあるのですが、これまた赤にする勇気が出なかった…)
 
そして、色を塗り終えた状態がこれです!
色が同じなので、違いに気付く方は少ないかも…。
 
内側から見た感じ。私としてはだいぶ雰囲気が変わったと思うのですが。どうでしょう??
 
ドアチャイムを以前から付けたいと思っていたのですが、なかなか良い物が見つからず付けてなかったのですが、面白い形のドアチャイムを見つけたので購入してみました。購入した物は白だったのですが、職人さんに赤に塗ってもらいました。控え目になるので耳障りになりません。

ドアが壊れてるのを発見した時はビックリしましたが、結果としては正直な人に出会えて、警察の現場検証や保険屋さんと交渉などの貴重な経験をする事ができて、良い職人さんに新しいドアを付けてもらい、結果としては悪い事が起こったのではなく良い事が起こったかのようです。終わり良ければ全て良し!って事ですかね。これこそが「災い転じて福となす」かな???

おしまい。