夫の介助を娘に託して

私は引越しの最終作業のために1泊で前の家に行って来ました。


とにかく暑い

特に関東がめちゃ暑いという予報で

夫も娘も熱中症には気をつけてねと

もちろん私もだけど…と言って

いざ出発!


道中、新幹線の中は快適♪

駅に着き、タクシーにするかバスにするかと悩み

バスを選択。

バスの中も快適だったけど、降りてからは暑いのなんの!

家に着く頃には汗びっしょり


軽くシャワーでも…と思ったが、どうせ汗をかくだろうからと

エアコンのスイッチをオンにして作業開始。


で…ですね、

この前、引越しの荷造りで戻って来てから3週間程経過してるのですよ。

もうね、何をどうしたのかをすっかり忘れている私、、、。

とりあえず

テレビ周りがそのままだったので、BDレコーダーやスピーカーの配線を外して

箱が残っていたBDレコーダーは箱に梱包して…と

ん?何か変なケーブル付いてるけど??何?

どう見てもそれはケーブルテレビの分配器。


これは外して持っていくやつだったんでは?

え?よく見たらリモコンも残ってるじゃん?

電話したところでどうしようもないだろうからと

ケーブルとリモコンはそのまま持っていく事にしました。

落ち着いたら、残ってたけどどうすんの?と電話したら良いかなと。


そんなこんなしてると息子参上。

息子が家に戻って来たのは卒業以来の7年ぶり。

時の経つのは早いね。

これが実家での最後の時間か…と息子は寂しそうでした。

そして、一度も観てないライブDVDが見当たらないいんだけどと…寂しさ倍増。


翌日、午前中に車の陸送業者が来て、そのタイミングで明日は仕事だという息子を帰して

午後は引越し屋が荷物の搬出。

搬出後に掃除をしていたら

残していく物もだいぶあるけど、それでもがらんと広くなったリビングを見て、

家が出来上がった時に末っ子を連れて掃除に通っていた時の事を思い出した。

長い間ありがとう。


電力会社に言われた通りブレーカーを落とす。

「さよなら」の代わりにバチン!と大きな音がした。


戸締りを確認して、最後に玄関の鍵をかける。

もうここの鍵を開ける事は二度とないんだなぁ…。


バスの中、人生の半分以上を過ごしたこの町の風景ともさよなら。

駅のホーム、何度ここから新幹線に乗っただろう…

新幹線の中、海側の席は空いてなかったし

カーテンも閉められてて外を見る事が出来なかった。




疲れていたけど眠る気にもなれないまま新幹線は到着。

駅に夫と娘が来て、そこで娘と交代。

介助者としての初の出番が1泊。

不安もあったろうけど、ありがとう本当に助かったよ。

夫も久しぶりにゆっくり娘と話せて嬉しかったみたいです。


駅を行き交う人の群れ

外に出ると日はすっかり暮れていたけど、むっとする暑さが体にまとわりつく。

「やっぱりここは暑いねー」

と夫に言った。

私達はこの街で生きて行くんだね。

よろしくお願いします。