VF甲府サッカーの現状に関する2つの仮説 ① 勝利の方程式
o(^-^)o
教授~
早速聴講生から、レポートが届きました
やはり、このゼミは、戦評よりも、戦略論の方が向いているのではないでしょうか?
(・ω・)/
確かに
戻り鰹は知っているが、戻りオフサイドの意味がわからん、わしの戦評なんぞ
読んでも意味は無いからの・・・
で、聴講生のレポートをまとめると
まーち君とhyperballad君のレポートは
問題点を、組織にあるとしている。
今回、初レポートの
o(^-^)o
つまり、聴講生は、VF甲府の低迷の原因は、組織的なものにあると言う事ですね!
(・ω・)/
そのとおり
以前、わしは組織戦略の内容は、
人(人材戦略)、物(チーム戦略)、金(財務戦略)
に分けられると述べた事がある
この内、財務戦略については、
J2のビッククラブVF甲府に対しては、聴講生同様、わしも問題は無いように思える
人材戦略については、まーち君が、
仮説を立てていたが、
人材戦略と財務戦略は概ね比例するはずじゃから
余程、人材担当の能力が劣っていない限り、
人材的な問題は、無い様に思うの・・・
o(^-^)o
人材担当は、近頃、全く表に出ない、佐久間GMですから
そうそう、はずさないと思います・・・
(・ω・)/
それに、監督と選手の能力に問題があるとすると
そこで話が、終わってしまうので、
まーち君の③の仮説は、申し訳ないが、採用できん
o(^-^)o
すると、残るは、組織論
育成チームかJ1か、目指すものが、あやふやな事と
ダヴィ中心のチーム戦術の硬直化
そして、メンタル・スキル・・・モチベーションが維持できない問題ですね
(・ω・)/
その、3点については、わしの仮説を述べる際に、盛り込みたい!
早速、講義じゃ!
・・・と、言いたいところじゃが、その前に自慢話をしたい!
o(^-^)o
また、前振りですか?
このゼミの存亡は、教授の前振り癖にあるように思います・・・
(・ω・)/
まぁ、全面否定は出来んが・・・
しかし、心配は無用!
今回の話は、わしの仮説を、簡単に理解してもらうためのものじゃからの・・・
実は、ある学校では、毎年クラス目標を定め、
その達成具合を、学年で競っておった
どのクラスも、「挨拶をしよう」、「忘れ物をしない」、「集合時間を守る」など
単純な目標を掲げたが
あるクラスの委員長は、単純な目標は内容が幼稚すぎるし
「元気の出るクラス」と言う、目標を設定した。
しかし、1学期は、目標に反しクラスにまとまりが無く
目標達成度合いを競う、学年競争でも、達成率は最下位となってしまったんじゃ
委員長はすっかりしょげていしまい、
見ていられない、親御さんが、わしにお知恵を拝借と来た訳じゃ!
o(^-^)o
教授の社会科学は、学校のクラス目標も守備範囲なんですか?
(・ω・)/
社会科学は、性別、年齢は問わん!
さて続きじゃ!
相談に対して、わしは
「元気の出るクラス」と言う目標は非常に良い!
と前置きし、一つの提案を行った
即ちじゃ!
「元気の出るクラス」と言う、目標を達成するために、何をしたら良いか
3つの小目標を決めると言う、提案じゃ!
そこで、そのクラス委員の子は
わしの提案どおり
クラス目標を達成するための、3つの努力目標を決めたんじゃ
たしか「人の悪口を言わない」「机の上をきれいにする」「朝、挨拶をする」
じゃったと思うが・・・
いずれにせよ、その結果、クラスはまとまり
クラス目標の達成度合いも、学年1番になった
さらに、運動会も、その子のクラスは、
運動能力的には劣勢という評判にもかかわらず
2位になったんじゃよ!
どうじゃ!
すばらしい、自慢話じゃろう!
o(^-^)o
つまり、目標を達成するためには
判りやすい、努力目標(小目標)が必要と言うことですね・・・
それと、VF甲府の現状に、何か関係があるのでしょうか?
(・ω・)/
つまり、「元気の出るクラス」と言う、抽象的な目標を
「ムービングフットボール」という、城福VF甲府の目標に置き換えると
3つの小目標は、何になるかの?
o(^-^)o
・・・ここで言う小目標とは
こんなふうに、サッカーの守備、攻撃をすれば、MFBが実現できると言う
判りやすい戦術論と言う事ですね!
・・・残念ながら、思い浮かびません・・・
(・ω・)/
わしの仮説の一つはその点じゃ!
それまで、わしは城福監督のMFBという、抽象的なサッカーが
具体的に、どんなサッカーか判らんかったのは
単に、城福監督が、我々に対して、
MFBの内容を煙に巻いていただけじゃと思っておったんじゃが
実は、VF甲府の選手もMFBを実現するためのサッカー(戦術)を
知らなかったのではないか?
そんな仮説じゃ!
先ほどのクラスの例にたとえると
「忘れ物をしない」と言う具体的な目標の場合
クラスの生徒は、目標達成の方法がわかりやすいのでとく組みやすく
みんなが同じ目標に向かって取り組めば、クラスもまとまりやすい
しかし、「元気の出るクラス」と言う学級目標は良い目標者が
具体的ではない!
クラスの生徒は、どうすればクラス目標を達成できるか、わからんのじゃよ
結局、個人レベルでがんばる事になるが
A君は元気を出すために、みんなで大きな声を出そうと頑張り
B君は、集中力を高めるため、無駄口はやめようと頑張ったとする
2人とも目標達成のための頑張りじゃが、お互いの行為は相反する
・・・これでは、目標達成も出来ず、クラスももめるだけでまとまりはせん
そこで、学級目標を達成するための、具体的な目標を立て
クラス全員のベクトルを1方向にまとめる事にしたんじゃよ
学校の目的が
共通目標に向かって、クラスを団結させる事じゃから
正直「元気の出るクラス」と小目標の整合性はどうでも良いんじゃよ
・・・この点、社会科学はずるいの
o(^-^)o
確かに、それは言えますね
MFBとはこんなサッカーだ!
と、具体的説明があれば、
サポも、その物差しを使って、今日の試合のMFB度を計れます
しかし、実際にMFBで明らかなのは、フィールドを広く使うと言うこと位で
人もボールも動くと言うのは
攻撃(守備)では、具体的にどんな動きをするのか、全く見えません
もし、選手も同様、具体的にどう動いて良いのかわからなかったら
ある意味、これまでのVF甲府の、見ていて違和感のある試合運びも、納得できます
(・ω・)/
また、例を出して申し訳ないが
判りやすいので、大木サッカーを例に出したい
大木サッカーのMFBにあたる部分が「エンターテイメント・サッカー」じゃ!
それを実現するための中目標が「クローズ」
その下の小目標が
「狭い範囲でのタッチ数の少ない、細かくスピーディーなパス回し」
見ている者として、そう説明できる
おそらく選手も、同様な認識じゃろう
それに対して、城福MFBを説明する事は誰も出来ん
パス回しは、細かいのか、なるべく自分で持ち込むのか、逆サイドを有効に遣うのか
サイド攻撃か、裏を狙うのか・・・
正直、攻撃の形が見えん!
・・・正確に言うと、とりあえずダヴィに繋ぐと言うのが、
わしが説明できる、MFBに対する唯一の説明じゃ!
そう考えてみると、VF甲府の中盤の連携・・・いわゆるゲームの作り方がわからん
・・・つまり、選手間の統一的意思決定が無い(希薄)なように見えるんじゃよ・・・
o(^-^)o
しかし
サッカーはいろんな状況があります
戦術を固定するのは、まーち君が言っていた、戦術の硬直化に繋がるのでは?
状況にあわせた、臨機応変なサッカーも必要だと思います
(・ω・)/
「臨機応変」良い言葉じゃの・・・
しかし、戦術論的に言うと
臨機応変は「思いつきのわがまま」と同意じゃ!
戦略・戦術は「戦」が付くことからも、戦いに勝つための手続き(手順)じゃ!
今でこそ、戦略を社員に説明し、共通意思を持つ事が、
メンタルスキルの向上に繋がると言われておる
それは、社員の知的水準が向上したから言えることで、
その結果、戦略達成のために、
状況に応じた、個人の意思決定(臨機応変な意思決定)の入る余地が生ずるが
戦闘状態においては、理性により判断する時間的、精神的余裕が少ないため
戦術に疑問が生じ、運動効率が下がらんよう、
戦術は、なるべくシンプルで目標の明確なものが要求されたんじゃ!
また、そうして目標を明確化することで
作戦のゴールが明確になり
・・・サッカーに置き換えると
試合の流れが選手にも読め
統一された行動(仲間の行動の意味が読める)が取れるため
状況判断の共有も出来、逆境でも気持ちが折れない
聴講生の言う「メンタル・スキル」も向上する
と、わしは考えるの・・・
逆に言うと、状況に応じて、個々に運動の方向を変える余裕など無い!
仮に、変える事が出来ても、他との連携は出来ないんじゃよ・・・
サッカーにおいて、どの位の状況パターンを想定しとるかわからんが
ある程度、状況パターンによる運動方向の共有化が出来んと
試合において、戦術の共有化は出来んと思うの・・・
o(^-^)o
なるほど~
確かに、近頃のVF甲府には
パスは回しますが、
そのボールをどうするの?と言う、攻め方が理解できない事が、よくあります
柏がドリブルで突破しても、その後をフォローする選手がいないので
ゴールライン際で潰される(クロスを入れても、待つのはダヴィだけ)
そんな感じですね・・・
そう考えると、聴講生の想定する
選手育成戦略とJ1昇格戦略のどちらを優先するかと言う部分も
明確ではありませんね・・・
(・ω・)/
そのとおりじゃ!
ある意味、止むを得んが、今年のVF甲府には、
J1昇格の優先順位が全く表に出てこんの・・・
それも、間接的に、VF甲府の攻撃のあやふやさに通じるかもしれん
ただし、今回のわしの仮説との関連で言えば
昇格と若手育成のバランスの効果は、選手起用に影響が限定されるため
わしの仮説である、戦術の浸透についての影響度は少ないと考えておる。
o(^-^)o
やはり、大木サッカーの様な、明確な戦術が必要なのでしょうか?
(・ω・)/
そのとおりじゃが
大木サッカーも完璧とは言えん
京都の大木サッカーとVF甲府時代の大木サッカーのクローズの共通点は、
ずばり
どうやって、得点するか・・・最後の1/4の攻略方法が不明確な点じゃよ
いわゆる、勝利の方程式じゃ!
確かに、クローズはすごい
ボール支配の観点からすると、効果絶大じゃ!
しかし、大木クローズには、
最後の1/4から得点する、戦術が弱いような気がする
VF甲府時代は、ゴールの中までクローズみたいな戦術じゃったが
ゴール前の狭いエリアに、選手が密集すると
大木監督の思惑通りには行かんかった気がするの・・・
しかし、現状、VF甲府の勝利の方程式は
「とりあえずダヴィにあわせる」だけじゃ!
ここまでシンプルだと、
相手チームに、ダヴィ対策さえしたらVF甲府戦での失点は防げますよ!
と、言ってるようなもんじゃの
o(^-^)o
確かに、開幕以来のダヴィの活躍で
高崎は完全に陰に隠れ
フィニッシュについてはダヴィ頼みの、硬直化したサッカーをするようになりました
(・ω・)/
そのとおり
今のVF甲府はダヴィ頼みの攻撃じゃという事は、
ダヴィが欠場した熊本戦を見ても、明らかなように感じる
それが、単にわしの思い過ごしじゃったら良いが
仮に
チームとして、他に選択肢がなくなっているのか
・・・逆に、ダヴィに頼む事しか、戦術上の選択肢が無いのか
即ち、選手もどうしてよいのか判らんとしたら、問題じゃの・・・
o(^-^)o
と、言うか、それは大問題ですよ!
(・ω・)/
結論として
わしの仮説は
VF甲府として城福監督の唱えるMFBには、具体的戦術が無く
選手は、抽象的なサッカーイメージの実現(共有化)を強いられているのではないか?
特に、選手間に、フィニッシュへのプロセスの共有化が無く
なんとなく、ダヴィに繋ぐという結論のみ、暗黙の了解が出来ているのではないか?
と言う事じゃ!
o(^-^)o
もし本当なら、
VF甲府は、現在、非常にまずい状況ですね
しかし、そうなると、城福監督の指導力の問題があるのではないでしょうか?
(・ω・)/
答えはNOとYESじゃ!
Jリーグの監督になると言う事は、それなりの能力が要求される
城福監督も複数のチームからオファーを受けたようじゃから
少なくとも、わしのような素人がその能力を批評する事は出来ん!
しかし、監督としての能力と、コミュニケーション能力は別じゃ!
実際、Jリーグにおける、シーズン中の監督の解雇の原因は
監督と、選手、フロントとのコミュニケーションの問題じゃと考えておる
o(^-^)o
何か、VF甲府の先行きが不安になってきました・・・
(・ω・)/
今回の講義は、これで終了じゃ!
次回は、今回の講義を受けて、2つ目の仮説を講義したい!