最近父は食欲が戻ってきて
前のようにたくさん食べるようになりました。
腸炎になって食べられなくなったときは
このまま食が細って衰弱していくのではと
心配しましたが、またまた奇跡を見せてくれています。
近頃のブームはオムライスとシュークリーム。
そしてたまにラーメンです。
この1か月の昼とおやつはだいたいこのメニューです。
ただ先週の昼だけは、謎のメニューのリクエストがありました。
わたし「昼は何がいい?」
父「スパゲッティみたいなの。ほそいやつ」
わたし「細い麵?ラーメン?」
父「違う。そーめんじゃ。あんがかかっているやつ。」
わたし「ええっ!?餡がかかったそうめん?中華そばじゃなくて?」
父「うん。そーめんに八宝菜がのっかってる。」
わたし「そーめんに八宝菜?そんな料理はみたことがないけど
それでいいの?」
父「それでいい。赤飯もつけてな。」
ということで・・・ジャーン
そうめんに八宝菜を載せた不思議な中華ができました。
一応完食しましたが、本人の思っていたのとは
少し違ったのか、いつもの
「うまいのう。うまかったで~」
はありませんでした。
それでも、これが食べたいと思えるのは大事。
何せ食べることが一番の喜びの父ですから。
毎回の父の食べたいものの謎解きは面白いです。
ちょっと前にはラーメンが食べたいというので
「醤油ラーメンだね。いつも食べてるラーメン?」
と確認したら、うんと言っておきながら
「ラーメン言うのは焼きそばのことで」
と言われたことがあるので
しつこいくらい何度も確認をしないと本人が思っていることと
言葉が違うことがあるのです。
で、違うものを作ったら
やっぱりあんまりうれしそうじゃないので
確認はしっかりしないといけません。
以前『白いスパゲティ』というので
わざわざ手間をかけてホワイトソースの
スパゲティを作ったら、食べたかったのは
ナポリタンだったという失敗がありました。
あとどれくらい好きなものが食べられるかわかりませんが
できるかぎり謎を解いて
父の食べたいものを作ってあげたいと思います。