投稿が 遅くなってしまいますが、
 第12回 私が好きな絵本の会は、5月28日(火)19時から 
 参加者5名で 開きました。

 伊予市に来られているJICAのグローカルプログラム候補生の方、2名のご参加もありました。
お二人は、JICAで海外に派遣される前に地方に滞在して経験を積まれていくそうです。

幅広い知識と絵本がおもしろい形でどんどんつながっていく 素敵な時間に。

この日は、大雨の後の駐車場で 到着時に うっかり端によりすぎて、泥の中に車がハマり動けなくなった私の車…
皆で押し出して、助けてくださったのです。ありがとうございます!!!!
大仕事をしてからのワークとなりました すみません!!

さて、集まった皆さんバックグランドは様々。
いろんな絵本が集まりました。
 テーマは「病院(治療、注射…)」集まった絵本はこちら


私が持参したのは、
・ペッタン 高部晴市 講談社
『ペッタン』(高部 晴市)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)
この絵本を大人が読み取るとなんと深い内容なんでしょう。
オチも楽しくて そうか!そうきたか!
一冊目から大盛り上がり。
・げんきなマドレーヌ
 ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作・画 瀬田貞二訳 福音館書店
げんきなマドレーヌ|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
マドレーヌってお人形があって、ちゃんと盲腸の手術跡があるんですよね。
瀬田貞二さんが文を書いた
『きょうはなんのひ?』の絵本にまで お話が広がりました。
あの絵本はこれだったのか!!
きょうはなんのひ?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

・ママ、ママ、おなかがいたいよ
ママ、ママ、おなかがいたいよ|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
レミイ・シャーリップ文・絵
バートン・サプリー文
つぼいいくみ訳
影絵の楽しさが 面白くって 母親サークルで 影絵に挑戦したのはこの絵本がきっかけでした。ありえないお話がおもしろくって何度よんだでしょう。
この絵本、2年前に復刊されています。

・二平方メートルの世界で  前田海音・文 はたこうしろう・絵 小学館
二平方メートルの世界で | 書籍 | 小学館 (shogakukan.co.jp)
前田美音ちゃんが小学3年生の時に書いた作文が絵本になった作品です。
私が所属する JPIC読書アドバイザーが選ぶ「親子で読んでほしい絵本大賞」
2022年の第3回の絵本大賞を受賞した作品です。

・アントン先生  西村敏雄 講談社
『アントンせんせい』(西村 敏雄)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)
「おだいじに」のことばに いたわりがあふれます。
とっても忙しいアントン先生がある日倒れてしまいます…
思いやりとやさしさが伝わってくる絵本です。

・ねこのおいしゃさん ますだゆうこ・文 あべ弘士・絵 そうえん社
本の詳細 | そうえん社 (soensha.co.jp)
ケロポンズの楽しいミュージックパネルが絵本になりました。
楽しいんですよ。このパネルシアター。歌って演じて…
絵本になったことで いろいろな方々が手軽にお話を楽しめるようになった気がします。


ここからは 参加者の方々が紹介してくださった絵本
・よるのびょういん 谷川俊太郎・作  長野重一・写真
よるのびょういん|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
5人中3人が待ち寄った絵本でした。
病院と言えば、「これよね~。」
1985年発行なので、今ではずいぶん古くなってしまった物がたくさん。
でも、分かるし 緊迫感も伝わってくる。
電話ってことが、わかるかなあ?
救急車ってことが、わかるかなあ?
心配ご無用、子どもたちにもちゃんと伝わっています。

・いぬのせんせい ジューン・グドール 作 ジェリー・リッテイ 絵

          ふしみみさを訳 グランママ社
いぬの せんせい | granmamasha
 日本にも「ファシリティードッグ」が存在するんですって。犬の先生です。
セラピー犬とは役割が違い、 病院で 患者さんに寄り添ってお仕事をする犬です。

・おもちゃびょういん  木島誠悟  白泉社
おもちゃびょういん|白泉社 (hakusensha.co.jp)
この絵本は、大人の方に読んでほしい。
大切な思い出が形としてそこにあること。愛情が形になっていること。
子どもにも伝えていける思いも。

・ねこの看護師 ラディ 淵上 サトリーノ文 上杉忠弘 絵 講談社
『ねこの看護師 ラディ』(渕上 サトリーノ,上杉 忠弘)|講談社BOOK倶楽部
 (kodansha.co.jp)

実在するネコの話です。
こちらはネコがいろいろな動物に寄り添う物語。ラディの健気な姿に感動します。
 

・ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった
        作・絵 デヴィッド・シャノン 訳 清水奈緒子 らんか社
ストライプ たいへん! しまもようになっちゃった | デヴィッド・シャノン,清水 奈緒子 | 絵本ナビ:レビュー・通販 (ehonnavi.net)
自分のことをきちんと認めることが出来るのかどうかってとっても大切。
病気に立ち向かうには、先ず自分のことを状態や今の現状などを受け入れることから
回復が始まるんですとは、病気の子どもたちに携わってきた方のことばでした。

・あきちゃんとかみなり
  木村晃彦 作・絵 福音館書店
あきちゃんとかみなり|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
 

虫歯になったかみなりさまが歯医者に行く話。
6月の虫歯予防デーにかけて今読みたい絵本。

・ドクターバグ ゴキンジョ著 長砂ヒロ・絵 岸田健児・文 サンマーク出版
絵本『ドクターバク』特設サイト (sunmark.co.jp)



・あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ
院内学級の教師として学んだこと  副島 賢和 著 学研ジャーナル選書 Gakken
教育ジャーナル選書『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ ぼくが院内学級の教師として学んだこと』 | 学研出版サイト (gakken.jp)

そして、是非にと紹介していただいたこの本が、
本日の絵本のメッセージにどれもつながってくるという不思議を体験させてもらいました。

がんばっているキミ、病気と闘っているキミ、不安に押しつぶされそうなキミに
私たちが出来ることは・・・

「ひとりじゃないよ」と寄り添うこと

今回も良い気が流れる、とても心が落ち着く会でした。絵本ってわかりやすいようだけど奥深いです。
また、日本では資格がとれないけれど、
病気の子どもたちをサポートする CLS(チャイルド ライフ スペシャリスト)という資格があることを知りました。