ベルギーで同棲VISA取得③完結編
コミューンでの初めての面談は、9月上旬だったと思います。言われた通りの資料を持って担当者の前に座り、見せました。もちろん、フランス語で話しかけてくるのでフランス語を一ミリもわからない私は黙って聞いているふりをしました。結果、彼らが受け付けた資料は到着証明書とパスポートのコピー、戸籍謄本のみ。他の資料は受け付けてもらえず返されました。全てフランス語に訳してあるのになんで?と思ったら、これは誰が書いたの?出生証明書、独身証明書、慣習証明書を法廷翻訳人の人に翻訳してもらって。と言われました。しかし、これらはすでに大使館にてフランス語で書いてあるし、大使による署名もしてある…。法廷翻訳人の人が翻訳する必要はない。難題をぶつけられ、二人で訳が分からないとなりました。とりあえず、後日電話をし、もう一度担当者を説得。そうすると、ベルギーのアポスティーユを取得すればいいと言われました。ようやく、終わりが見えてきた瞬間でした。HPでアポを取り、ベルギーのアポスティーユを1枚€20だったと思うのですが3枚すべてに押してもらいました。これらを提出し、サインをし終了しました。その後、1週間ぐらい経ってから警察官が家に訪問してきて、家の中を隅々まで見られ確認をされました。箪笥も1段1段チェックされます。この時、私たちちょうどコ〇ナ疑惑だったのですが、お互いにマスクをしてしっかり見られました(笑)。1週間後には、オレンジカードといわれる仮の滞在証明書をもらえました。ここまで2か月ちょっとかかりましたが無事に取得できたことに感謝します。この後に、交際していることを証明する、メールや写真、住んでいるところの詳細などを送りました。私たちは、コロナ期間が交際期間ということもあり、あまり写真が無かったので大変でした。このオレンジカードを取得すると6か月はベルギー国内から出てはいけないので、もしどこかヨーロッパの国に行きたい方はオレンジカードを取得する前に行かれることをお勧めします。私はこのことを知らなかったのですが、取得する直前に友人に会いにアムステルダムに行けて、リラックスする時間をとれたのでとてもよかったです。滞在期間についてのですが、最初観光VISAにて入国しているので、3か月までは何もしなくてもいれます。最初、私はこの3か月の間にオレンジカードを取得しなければ不法移民になってしまうと思っていたのですが、私の場合、最初の面談日の日から滞在日数はストップしますと言われました。なので、最初の面談日が入国後3か月以内に始まれば大丈夫だと思います。このオレンジカードを取得すると学校や仕事を開始することが出来ます。私もフランス語講座に通い始めました。地域によって違いはあると思いますが、ただアポスティーユ取得をした戸籍謄本と戸籍抄本を日本から持ってくればいいという…。無駄金が消えていきましたが、いい勉強に課金したと思っています。個人的な意見ですが、ベルギーの冬は本当に灰色です。自分は鬱っぽくならない、大丈夫!と思っていたのですが、実際10月から11月にかけてやる気ゼロになり毎週末のように泣き彼に当たっていました。6か月もの間、日本で何かあったといしても帰れない。帰ってもいいがベルギーに戻ってこれる保証はない。この現実が私の中では重く乗しかかり辛かったです。今は、友人が出来て定期的に連絡を取れたり、ご飯を食べに行ったり、ジムで体を動かしたりしているので気分転換がうまくできているんだと思います。日本にいたときは運動なんてしてなかった私が、今はランニングマシーンで10分以上も走っているなんて信じられないですが…もし、ベルギーにて同棲VISAを取得しよう考えているかたがいたら、来る季節は考えたほうがいいかもしれませんね…(笑)太陽って本当に偉大だと実感しております。