原作 上橋菜穂子著 「鹿の王」
監督 安藤雅司

  「鹿の王 ~ユナと約束の旅~」






かつて東乎瑠(ツオル)帝国から恐れられていた戦士団"独角"の頭・ヴァン(堤真一)は戦いに敗れてすべてを失い、囚われの身となっていた。
ある日、山犬の襲撃を受けるも混乱に乗じて脱獄に成功するが、その最中、自分と同じように家族を亡くした少女ユナと出会い、共に過ごすことでヴァンは徐々に生きる目的を取り戻していく。
一方、謎の病〈黒狼熱(ミッツァル)〉がツオル帝国で猛威を振るいつつある中、ツオルの支配下にあるアカファ王国では、ウイルスを体内に宿す山犬たちを利用して水面下で反乱が計画されていた。
抗体を持つことで陰謀に巻き込まれるヴァンとユナだったが、ついにはユナが山犬たちに連れ去られてしまう。ヴァンはユナを追う途中で、ミッツァルの治療法を探す天才医師ホッサル(竹内涼真)と、それを阻止したいアカファ王国によって送り込まれた跡追い狩人のサエ(杏)と出会い、彼らはそれぞれに思惑を抱えながら共にユナを助ける旅に出る。
果たしてヴァンはユナを助け出すことができるのか?


本来なら昨年公開される筈だった映画
延期後、この9月10日に公開予定だったが
再び延期されたようだ。
とても残念である。

監督は「もののけ姫」の安藤雅司氏
音楽は「千と千尋の神隠し」の宮地昌幸氏
製作は「攻殻機動隊」のProduction.IG
これだけでも私的にはかなり期待大なのだが。

原作はハードカバーで上下巻、文庫は全4冊と
このボリュームのある作品を限られた時間内で
どこまでまとめられたのか。
それも興味深いところで、あらすじを読む限りでも
かなり全体を網羅している印象を受ける。
気になるのはラストをどう締めくくってくるか
だろうか。
原作と同じにしてくるのか
ユナを救い出し再会するところで終わるのか

好きな作品だけに早く公開になるといいなぁ。




ただ、一言申し上げていいのなら
ヴァンのキャラ画が普通のおじさんぽいことに
ちょっぴり心にダメージを受けたのは私だけ?
そして鹿がヤックルに見えてくるのも私だけ?
(角違うけど)







「鹿の王 ~ユナと約束の旅~」予告





by鬼灯