先日、あまりにゴミ屋敷と化してきたので、こりゃあかんと
事務所の断捨離をしていたところ、無くしたかと思っていた
本を発掘

新宿鮫短編集「鮫島の貌」 大沢在昌 著




新宿署に異動直後、上司となる桃井と鮫島との出会い。飛び降り自殺を図ろうと
した少年と関わる晶。鮫島の宿敵・仙田、鑑識官の藪……。
シリーズに登場する個性的な人物たちの意外なエピソードなど、孤高の刑事・鮫島
の知られざる一面が垣間見える短編が勢揃い。
「新宿鮫」にしかない魅力が凝縮された全10作品。
(作品紹介より)

ひつとひとつの作品が大体30頁前後と短いため、非常に読みやすく
また、鮫島の素の面がちょっと垣間見えて面白かった本である。
ただ「えっ!これアリなのか!?」と思ったのは・・・・
シティーハンターの冴羽獠と香、「こち亀」の両津勘吉が出てくるのは
反則だろう?しかも両津勘吉に至っては「藪」の幼馴染みって・・・
まぁ、意表をつかれて笑ってしまったけどw

意外と別な作品に思いがけない人物が登場しているものは他にもある。
私が読んでいた中では、押井守さんのパトレイバーシリーズで
「番狂わせ 警視庁警備部特殊車両二課」に、今野敏さんの班長シリーズの
安積達が登場し、またその安積班シリーズの「夕暴雨 東京湾臨海署安積班」
に特殊二課と後藤喜一警部補が登場。
新宿鮫の藪とこち亀の両津勘吉が幼馴染みなら、こちらでは安積と後藤が
同期という設定である。これまた「え~~」と思ったが、時代設定的に無理
があるわけではないようで。

新宿鮫に冴羽や両津勘吉が登場するのは、些か無理があるように思えたが
それはそれで面白かったからいいのかな。



本日のBGM


http://youtu.be/rlXDOq-ixn4


by鬼灯