今日は一人引越し準備だ。


面倒な作業だし、前は新築か築浅じゃないと住むのが嫌だと思っていたから、転勤は望まなかったが今は寧ろ大歓迎だ。


自分は性質的に定期的な変化を求めるタイプらしい。


荷造りは面倒だが、気が紛れる。

気が紛れても本質的な解決にはならないと思ってしまうから素直に喜べないが、非生産的に気を紛らしているのではない分まだましだと思う。



当日まで生活するわけだから、箱に詰めてしまう物の選別が悩ましく、それがストレスだ。

あまり早く準備してもなかなか捗らなくて少し落ち込む。


えー、まだやってないのー?


小中学校時代、作文を書くのが苦手だった。何を書いたらいいか分からなくて、書いては消してを繰り返していた。持ち時間の五分前になってもまだ3行ぐらいしかできてなくて隣のクラスメイトから驚かれた思い出がある。


私は人並みより能力、精神力が高いと今は分かっている。仕事で定期的に上司の評価を受けるが、大概最高ランクの評価がついてしまい、自分でも恐縮するが上司が変わってもそうだから、それが客観的なのだろう。今では正確に文章を纏めるのは寧ろ得意である。


だが、なんか思ったより捗らない箱詰め作業にそれを思い出して、一瞬だけ嫌になる。

捗らないのは、残り数日の生活の質にこだわるからで、その点より上を求めてしまう私の性なんだと思う。見切りも大切である。


だが、以前はキッチン、バス、トイレ用具などは捨てて新しく買っていたが、今回は使えるものはキッチリ袋に詰めて持っていくつもりである。