参考になりますね。


大人になれば母親を1人の人間として理解できるようになる。


はずなのですが、わだかまりがあると感情の発動が激しいので、第三者が客観的に母親を見るように冷静には見られないということだと思います。



人間は理性がキチンと働けば、そんなにおかしなことにはならないのですが、トラウマなどで感情が暴走すると理性の働きは不十分なものになります。

理性とは区別する能力です。それがキチンと働けば、母親だって当時そういう状況だったんだからしょうがないじゃないか!
と理解できるものです。
他人の母親との関係であれば、比較的簡単にそう言えますよね❓


でも、自分の母親のことだと、過去のわだかまりを感情レベルで(つまり理屈抜きで)清算しない限り、暴走して制御しがたい感情に理性がひっぱられてしまい、正常な理性をもって母親を見ることができないのです。

なお、自分は母親を前にしても感情が暴れたりしないから大丈夫
という人もいるかもしれませんが、



その割にはいつもモヤモヤしている、なんて人の場合は、

単に
自分の本当の感情から目を逸らしているだけ

です。


それは、自分の感情に蓋をしている、あるいは自分にウソをついている
ということになります。

それは、やっぱり感情の清算が済んでいないので理性は正常に働きません。


溜まった負の感情も、表から見えていないというだけで、厳然としてその人の中にあるからです。
それは、正常な理性の働きを妨害するのです。



理性と感情は、馬と乗り手の関係に似ています。

表出した感情を例えれば暴れ馬という感じで分かりやすいのですが、表に出ない溜まった負の感情は内部で「私は納得してないから」とブスブス燻るので、暴れてはいないものの、やはり乗り手の言うことを素直には聞かないでしょう。



そんなわけで、わだかまりがあるならば、まずはそれを認めていこうということです。
そして、それをノートに書いたりして吐き出していくのも効果的だと思います。