「頑張って」と言う無責任で優しい人たち | 統合失調症mikanの「差別される側の論理」

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mikan個人のブログにしましたが、精神障害の話が中々書けなくてすみません。どうしても政治のほうが興味があり、ついつい政治的な話題になってしまいます。FBFには、「障害者が政治を語る」ところが、私のブログの売りだと言われました。

安易に「頑張って」と言う人が、本当に多いですね。私もよく言われます。「大変だろうけど、頑張ってね」とか。


悪意がある訳じゃないので、また、わたしの場合は、普段から全然頑張っていないので、聞き流せますが、精一杯頑張っている人は「これ以上どう頑張ったら?」となってしまうんです。


この「頑張って」と言う言葉、あまりにも便利に使えますね。私自身も、うっかり「頑張ってね」と言いそうになった事もありました。


私の周りの人たちは精神障害者が多いので、「頑張って」は禁句ですが、身体障害でも、例えばこのブログのもう1人の執筆者、Mさんのように「頑張って」と言われ続けて、障害を分かりもしないくせに、言われるのはもうウンザリ。頑張れば報われる訳じゃない、と言ってます。



以下のOさんの詩に触発され「頑張って」と言われる事を改めて考えました。



以下Oさんの投稿より転載。
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頑張れば頑張るほど

 自分の事は自分でしろ
 そんなことを言われた
 いつもそいつがクルクル
 頭の中を回っていた
 俺はそれが出来なかった
 人はそれをしているかな?
 俺は頑張っても、頑張っても
 出来ないことの方が多い

 出来ないことを出来るように
 頑張れ、頑張れ、無責任に、
 応援してくれる優しい人達。
 いつになれば出来るように、
 なれるのかな?

 子供の頃からずっと頑張れと
 言われてきた
 大人になっても頑張れと
 言われている
 初めて会う人は俺達に
 必ず頑張ってるねと
 言ってくる
 俺達の事を知っていたのか?

 誰かに教わったけれど、
 努力すれば報われると。
 報われない努力もある
 俺達の努力は…

 頑張れば頑張るほど
 空しい気持ちになる
                            2019年9月11日