今回は初めてのルート、畑野川から。
上林トンネルを抜けた先にある登山口より
林の中を歩いて山頂を目指します。
タケニグサ。
2mほどの大きな木に実るクマイチゴ。
足元に散らばるイナモリソウ。
ヒヨドリバナ。
オカトラノオ。
ホタルブクロ。
ナガバモミジイチゴ。
沢沿いに続く登山道は風がすーっと通り抜け、
耳にも身体にも涼しくていい気持ち。
沢を渡るために架けられた木橋や石畳の展開に、
ハラハラわくわくです。
ウワバミソウ。
ヤマトウバナ。
バライチゴ。
ヤマアジサイ。
雨が降るとすぐに増水してしまいそうな石畳の上は
苔でつるんと滑らないよう慎重に。
着物の柄のような斑点模様は虫の仕業でしょうか。
1mmにも満たない
びっくりするほど小さなお花はヨツバムグラ。
コナスビ。
分岐地点の看板はまっすぐ行けは竜神平、
左に行けば皿ヶ嶺の頂上へ。
ぐるりと時計回りで周回したかったので
←皿ヶ嶺頂上に向けて歩きましょ。
ランの仲間オニノヤガラ。
葉っぱが無いため自らは光合成を行わず、
菌類のナラタケと共生して成長するのだそう。
花茎の先に小さなオシベがひらいたヤマシグレ。
ミゾソバの葉っぱの下から顔を出すのは
コバノフユイチゴ。
ミズヒキの葉っぱは
たくさんの宇宙人が並んでいるみたいです。
暑い太陽の日差しをしっかり遮ってくれる緑の下、
フカフカの苔のベッドにはキララタケが。
クマザサの中に続く一本道を、ざくざくざくざく。
山野草にも会えず、すれ違う人もおらず
景観の良くない道を歩くのにだいぶ飽きてきた頃、
木々の先に、ぽっかりと青空が見えてきましたよ。
突然視界が開けると、目の前には見慣れた看板が。
皿ヶ嶺の頂上に到着です。
振り返って、こちらの登山道から登って来ました。
つづきます。