気候の影響によりソメイヨシノの開花が例年よりも遅く、
長い期間、お花見が楽しめた今年の春。

ずいぶん前のことになってしまいましたが、
4月1日月曜日。

東温市の桜三里に咲く最も古い2本の桜、
源太桜を見に行ってきました。




赤い実が鈴なりのアオキ。





オオイヌノフグリ。





タネツケバナ。





2年前は旧金毘羅街道を通って訪ねましたが、

今回は中山川逆調整池堰堤を経由して

前回とは反対側からの小道を辿るコースへ。





大きな音を立てて勢いよく放流される水を、

堰堤の真上から覗き込みます。





水しぶきで出来た虹にしばし見惚れる。





真っ暗な素掘りのトンネルは、

入口で電気のスイッチを入れ、前屈みになって前進し、

出口で電気を切るという仕組み。





ヤブツバキの咲く一本道をぐんぐん進んで行くと。





程なくして、源太桜そのニ側に到着。


奥には、源太桜その一が見えています。





標柱が新しくなっており、

以前は記されていた源太桜その一、そのニの表記が無くなっていました。





まずは手前側のそのニから。


推定樹齢310年、

幹周215cm、

樹高17m。





品種はエドヒガンザクラ。


「桜三里は 源太が仕置き

                   花は咲くとも 実はなるな」


松山藩士の源太氏が、囚人たちを使って植えさせた

8240本の桜は現在ではこの2本だけに。





古木ながらも、枝の先の方までびっしりと花を付け

ちょうど満開の時を迎えていました。





同じくその一も、推定樹齢310年、

幹周288cm、

樹高17m。





背が高すぎるため、自分の目では

咲いている花を間近で見ることが出来ません。














落ちた花びらはとても小さく、

ソメイヨシノの半分ほどの大きさです。





源太桜の足元にはタチツボスミレ。








ミツマタも可愛らしい花を咲かせていました。