前回のつづきです。


黒牛がのんびりと草を喰む、

広々とした五段高原のちょうど真ん中あたりに位置するお山、

五段城へと向かいます。





遊歩道の両側には牛の脱走を防ぐ有刺鉄線が。


石灰岩に躓いて鉄線側へとすっ転んだりすれば、

流血騒ぎになりかねないので、足元確認は慎重に。





後ろを振り返ると、

天空の道と呼ばれる一本道が高原の尾根を貫きます。





足元には、高原に咲く可愛い山野草たち。


まず最初に会えたのはキンミズヒキ。





ゲンノショウコ。





ブーケみたいなリンドウ。





アキノキリンソウ。





遅咲きのシコクフウロが一輪だけ

可愛いらしい姿を見せてくれました。





シコクフウロの葉っぱは次々に紅葉し、

赤い花が咲いているみたいです。





ヤマラッキョウ。





イヌトウバナ。





天狗の森ではすでに散ってしまっていた

シオガマギクも。





ヤマシロギク。





登山口から約15分ほどで、

二等三角点の立つ標高1485mの山頂に到着です。


すっかり消えてしまった看板の文字は五段城。


木々に囲まれた山頂からは眺望が望めないため、

すぐに引き返します。





帰り道は周りの景色を見下ろして。


姫鶴平、牛城、源氏ヶ駄馬の山々が連なります。





右手には大川嶺。





笠取山と大川嶺の緩やかな稜線が美しい。





その右奥に見えるのは、

左から堂ヶ森、二ノ森、西ノ冠岳、石鎚山。





続いてその手前が中津明神山。





中津明神山のてっぺんに

国道交通省のレーダー雨量観測所が見えています。





幾重にも連なる四国連峰の山々。





姫鶴平のキャンプ場は大人気。


空がとても近い高原から見上げる満点の星空は、

びっくりするほど綺麗なのでしょうね。





のんびりと過ごす牛たちも、

寒さが厳しい冬の間は麓に降り、牛舎で過ごします。





次に会えるのは若草の生える来年の春。


山野草を探しにまた訪ねてみたいです。