前回のつづきです。



剣山から次郎笈を結ぶ美しい稜線と、

空には一筋の飛行機雲。





絵に描いたような尾根道を歩いてみたくて、

次郎笈に向かう人たちの一員に加わります。





約1.5kmに及ぶ稜線は、

次郎笈まで近いように見えてわりと遠い。





岩の上から振り返って剣山。





クマザサの下で隠れるように咲いている

ショウジョウバカマ。





登り返しのガレた岩場が続きます。





少し開けた場所には丸石山や三嶺へ向かう分岐点。





最後のピークを登り切ると。





西日本第三の高峰、次郎笈に到着です。


はー。キツかった。





次郎笈は四等三角点。





次郎笈から眺める剣山。


360度、遮るものが何もない

広大な景色を眺めながらのお昼ご飯は、

我が家のお山行きの定番、爆弾おにぎりも格別な美味しさです。




帰り道は、尾根より左に続く道へとトラバース。








これより剣山の頂上とさよならして下山します。





振り返って、

ミヤマクマザサに覆われた美しい次郎笈も。





前方に、巨大な岩が見えて来ました。


あちらの赤い屋根、大劔神社へ向かいます。





二度見展望所。





目の前にくっきりと姿を表した大剣岩(御塔石)。


大劔神社の御神体として祀られており、

天に聳える剣のような形は、

剣山の名前の由来にもなっているようです。




その大剣岩の下から湧き出ているのが

名水百選にもなっている御神水(おしきみず)。


ミネラルが多く含まれており、

病気を治す若返り水としても知られているのだそう。





大剣岩の横をぐるりと回り、

その上に祀られている大劔神社へ。





「天地一才の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」


神社の後ろに御神体である大剣岩が聳え立ちます。





ロープウェイ乗り場を下に見下ろしながら歩く遊歩道には、

ぽつりぽつと山野草が咲き始めていました。





シコクハタザオ。





ネコノメソウ。





タチツボスミレ。








コミヤカタバミ。





西島駅に到着。





目の前に広がる四国平野の山々を見下ろしながら

楽しかった剣山をあとにしました。


次回はキレンゲショウマが咲く頃に、

のんびり散策しながら歩いてみたいです。