金鍾和の涙と怒り 147

「文鮮明を殺したい」 147(一部伏字にしました)

 平壌へ行った文鮮明は、未完成で怪しげな原理を説いて信者を集めていた。気の毒にも玉相賢はその頃からの犠牲者だが、もう一人書いておかなければいけない人がいる。

 それは、文鮮明が投獄される原因になった人妻、金鍾和のことだ。興南の監獄で一足さきに出所する私に、彼は、

 「平壌の景昌里にある金鍾和の家を訪れて、私が元気なことを伝え、そこで待っていてほしい」と言った。私は出所してすぐそこへ行ったが、捜し出せなかった人である。

 文鮮明の熱心な信者になり、主人と子どもがいるにもかかわらず、同じ部屋で文鮮明と同棲して、ついには「小羊の儀式」をあげる騒ぎとなって逮捕され、懲役一年の刑を受けている。

 それにしても、原理の理論から言えば、六マリア(人妻)を復帰したあとにくる「小羊の儀式」(正式な結婚)は、相手が汚れのない処女でなければならないはずだ。どうして夫や子どものいる人妻を選んだのか、説明がつかない。しかも文鮮明には、ソウルに残してきた妻子もある。

 私がソウルでようやく捜しあてたとき、金鍾和は里門洞に住み、執事として既成の教会ヘー所懸命に通っていた。彼女の夫の鄭明先は、「コロンビア」という靴屋を経営していた。私が金鍾和を訪ねたとき、彼女はあのときのことを後悔しながら、語った。

 「サタンが私を誘惑して、私は死ぬまで懺悔しても許されない、罪を犯したのです」

 そのときは、名前を文龍明から文鮮明に変えたことを知らなくて、彼女は言った。

 「文龍明はとんでもない大サタンで、私はすっかり編されました。私のような罪人をたくさん作った悪い人です。朴先生も早く彼から離れ、サタンに従うことはやめないと、あとで必ず後悔するようになりますよ」

 そう言いながら、大粒の涙を流して泣いた。そして泣きながら、平壌時代のことを詳しく話してくれた。

 「私の夫は、私のとった行動を陰で恨んでいるだけで、どうして怒ってくれなかったのでしょうか。自分の妻とあの男が、毎日同じ部屋で一緒に寝て、復帰をするという名目でセッ*スしているのを、横で見ながらどうして何も言わなかったのでしょうか。でも、あとで彼が本当に私を愛していたと知って、そのとき私は、とても大きな罪を犯してしまった、と思いました」

 私は金鍾和執事に、もう一度聞いた。

「夫と子どもがいるのに、よその男と毎晩セッ*スをしたりして、その当時は良心の呵責を感じなかったのですか」

 「そのときは再臨メシアだと信じて、その男に狂っていましたから、その人とセッ*スするときには、良心の呵責などまるで感じなかったです。天国に上がっていくような心境でした」

 文龍明は今ソウルにいるが、もう一度会ってみる気はないか、と私は聞いてみた。彼女はキッと目を見開いて、

 「とても大きな罪を犯した私ですが、今はすべてのことを知ってしまいました。大サタンの文龍明は、私のような人妻や処女たちを言葉たくみに犯し、たくさんの人を罪のどん底に陥れています。どうしてまた、そんな人に会えるでしょうか」

と反問した。そして、

 「もし、私がその人に会うようなことがあれば、この世の中でもうこれ以上、私たちにしたような罪を、二度と彼が犯せないようにしてしまいたい。

あの男を殺したいほど憎んでいるのです」

 彼女はそれこそ、火のように怒っていた。

 

 

 

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緑部分は、金鍾和はこのようなことは語っていないので取り消す。
「私は裏切り者」の中で記してあります。


 

他部分の訂正、取り消しはございません。

 

文鮮明教祖は殺したいほど金女史から憎まれているようです・・・教祖は亡くなりましたが、ここに記しておきましょう。

 

 

 

 

どうして、添削する人が居ながらこのような部分の訂正をしなかったのでしょうね?頭隠して尻隠さずって、ことでしょうかね。