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第080回国会 法務委員会 第19号

昭和五十二年五月二十五日(水曜日) (1977年)
    午前十時十七分開議

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○横山委員 まず、報告を政府側から求めたいのでありますが、四月二十七日の本委員会におきまして、統一協会の佐○○基三十一歳、五月三日まで勾留、四月十二日に通常逮捕をされたよしでありますが、その後それはどういう結果になりましたか、御報告を求めます。
略)

○横山委員 時間がなくなりましたので問題提起だけをしておきます。
 五月七日毎日新聞によりますと、

統一協会の教祖、韓国人の文鮮明五十七歳が、ニューヨーク市北部のバード・カレッジ構内に不法侵入した疑いで逮捕された。

逮捕者は文のほか会員十人で、この中には日本人の幹部会員二名が含まれていると言われています。
 もちろん私の想像をするところによりますと、バード・カレッジ構内へ不法侵入というのは別件逮捕ではないか、こういう感じがいたすわけでありまして、裁判に付される、こういう話が伝わってきております。
 一方、後で宇都宮先生からも御質問があると思いますが、本年四月四日、アメリカの下院国際機構小委員会では米韓関係の調査を始めるに当たりまして、「調査対象になる容疑事実」として、「宣誓証言及び小委員会による調査活

動を通じて入手した情報による容疑事実は下記の通り」

「一、KCIAと文鮮明傘下の諸団体との連けい関係。」

「二、文鮮明の側近並びに朴東宣によるアメリカの銀行支配の企て。」

「六、文鮮明の側近でありKCIAのエージェントと目される人物が主宰する在米の某団体による募金詐欺。同団体は韓国のラジオ放送のための募金活動を韓国政府のエージェントとして推進したことは明らかであるが、集めた金をその目的に使用することには失敗した。」

「七、韓国政府による在韓米企業からの資金強奪。」

十まであるのですが、「これらの容疑を示唆する次の証拠を入手している。」

「一九七四年日本の田中首相の訪米に際してKCIA及び文鮮明主宰の団体は訪米反対デモを計画した。国務省はこの計画を探知すると同時にKCIAに対し、その中止を要求したと伝えられる。その翌朝文の団体は、デモ開始予定時刻のわずか一時間前になって突如デモをとりやめた。」飛ばしまして、「文のアメリカ人信奉者達は韓国に対し異常な敬意を示すよう教えられ、韓国の国益擁護のため、米国議会に対しロビー活動をするよう送りこまれており文がすいせんする候補者の選挙運動に参加させられ、またソウルのKCIA本部で教育を受けてきている。」飛ばしまして、「文主宰の団体の会員達及び朴東宣の共同事業者達が共同してワシントンのディプロマット・ナショナル・バンクの株式の絶対過半数を所有している事実。自分達の私産を総て同団体に献納したとしょうする文の信奉者達が株式購入の資金をどこで確保したかについては不明の点か依然残されている。」等々の、とのスタッフが調査を開始しようとしておる容疑事実並びにその容疑を示唆する証拠はまことに驚くべきものがございますが、

その驚くべきものの財源は一体どこから出ておるか。どこが一番その発端であるか。まさにいま質問をいたしました、若い人たちが洗脳されて募金活動あるいは訪問販売、そういうところから零細にくみ上げられておる金であるということは、もはや公然たる事実だと私は感じています。
 私はあなた方に、いま最後に申し上げましたようなことだからしっかりやれと言うつもりは必ずしもありません。あなた方に要請したいのは、あくまで本当の意味の人権を守ってもらいたい、また違法、不当な活動を断じて許してはならぬ、そういうことに徹してもらえばいいのであります。
 しかし、従来ともすれば、この原理運動の政治的、国際的背景によって、何かしらあなた方が暗にそれを踏み込もうとしない、そういうことが感じられてならなかったのであります。どうぞその意味におきまして、十分この違法、不当、人権のじゅうりんの問題につきまして、引き続き善処をされるよう要望をいたしたいのであります。
 私の質問は、きょうはこれで終わります。
略)
○宇都宮委員 文鮮明という人がいます。アメリカで逮捕されて、いま保釈金を積んで保釈で出ていますけれども、その文鮮明という人の、統一協会というのですか、それと一体の団体とみなしていいですね。
○城内説明員 お答えします。
 一体の団体というのではなくて、必ずしもその点がはっきりしなくて、一応結成の母体としてできているということであります。
○宇都宮委員 私の調べたところでは、大体一体の団体である。つまり、統一協会というものがいろいろな下部団体を持っていて、たとえば世界日報なんというのもありますし、それから統一産業なんという商事会社もありますけれども、これは一つの集団がいろいろ分かれていて、それでお互いに幹部の更迭なんかしていますね。統一産業から勝共連合に行くとか、勝共連合から世界日報に行くとか。ですから、国際勝共連合というのは中心の指導者は文鮮明であり、そしてその成員も結局統一協会の人たちが構成している、こういうように私は見ざるを得ないのです。そう見ていいですか。
略)

○宇都宮委員 この告発者の方は前後数十回にわたって恐らく数十人を調べておると思うのですが、被告発者を前後数回にわたって調べたと言いますが、これは少しおかしいのですね。被告発者を何回調べたのです。
○加藤説明員 被告発人は、三月の十七日から五月二十日までの間におきまして五回にわたって取り調べをしております。
○宇都宮委員 五回は一人ですか。
○加藤説明員 被告発人になっております国○○彦、これについての調べの状況でございます。
○宇都宮委員 大体、こういう選挙違反も刑事事件ですね。こういう刑事犯罪というものは、被告発者を調べる場合に、本人だけ五回呼んで調べる、それで事を終わるなんということはおかしいと思いますね。これはお茶を濁すと言われてもしょうがないのですが、そういう態度で今後もやるのですか。
○加藤説明員 ただいま申し上げましたのは、被告発人についての調べでございまして、それに関連いたしまして、事件に関連いたすということでありますれば、当然ほかの関係者も取り調べをするということになります。
○宇都宮委員 調べているのですか、これから調べるわけですか。
○加藤説明員 現在までのところ、被告発人側といいますか、それにつきましてどの程度国時以外を調べたか、私の方は承知いたしておりませんけれども、これはそういう告発事案に関連いたしまして調べるという状況があれば当然調べておると思いますし、今後もそういう調べはやると思います。
○宇都宮委員 これは、少なくとも告発人の方に関しては数十人、数十時間調べております。だから、そういうことをやると、悪いことをやった者を告発する者はなくなりますから、被告発人の方を十分調べる、そして国時だけじゃなく、犯罪の真相を明らかにするためには周辺を十分調べなければいかぬのです。ですから、これはもっとしっかりやってもらいたいということを希望しますが、どうですか。
○加藤説明員 先ほど御指摘がございましたように、告発した方についての事情聴取というものも、これはおっしゃるとおり犯罪の成否に関するいろいろなことをお聞きするわけですから、この方方についても十分な調べというものはやっておりますし、また、被告発人側につきましても、これはおっしゃるとおり十分な調べというものはやるつもりでございます。決して被告発人の方についてそういうあれを持っているということではございません。厳正公平な調べを進めていく所存でございます。
○宇都宮委員 法の前の公正ということがあるけれども、これはしっかりやってもらいたいと思いますね。
 それで、私は、大体この勝共連合とか、それから原理運動ですか、ユニフィケーションチャーチとアメリカでは言っておりますけれども、そういうものに対する日本の取り締まり当局の感覚が少し甘いのではないかと私は思いますね。
 今度は、アメリカでフレーザー委員会というのがいわゆる米韓のいろいろなスキャンダルの摘発を始めていますけれども、先ほど横山委員からもお話がありましたけれども、アメリカでもいまのユニフィケーションチャーチ、文鮮明の一派が選挙に対してやはり相当ないろいろな悪事をやっているわけです。それは、たとえばフレーザー議員はやはり彼の選挙区において選挙妨害を受けているわけなんですね。ですから、自分に都合の悪い――結局いまアメリカでの取り調べの中心というものは、一体、文鮮明一派というものと、韓国の公権力の一部であるKCIA、これとの関係がどれほどあるのかということを調べているわけですよ。これが本当に関係が密接にあるとすれば、アメリカの国法においては重大な問題になるわけですからね。だからこれを調べているわけですが、この文鮮明一派がフレーザー議員の選挙に対して妨害的なことをしたということはもう明らかなんですね。
 それからもう一つ、フレーザー委員会の直接の管轄ではありませんけれども、フリントの下院倫理委員会というのがありますが、この倫理委員会の方は、自分の方に都合の悪い政治家に対してはいろいろな選挙妨害とか何かをする、都合のいい政治家に対しては贈賄等の行為をする、贈賄等の行為を調べる方をいまフリントの委員会でやっているわけでありますけれども、これは日本と違いまして、アメリカの政治家は、自分で悪いことと思うとはっきり言う人があって、フリントの委員会の中で、すでにもらったということを言っている人がありますよ。
 それでフレーザー委員会の方は、米国の一部と韓国との間にある不正な関係を、広く議員以外調べているわけですけれども、先ほど横山委員も読まれましたけれども、フレーザー委員会が一九七七年四月四日の下院国際機構小委員会として、「米韓関係の調査について」、下院の外交委員会の委託に基づいてあるいは命令に基づいて調査対象を決めたわけです。それで、「調査対象になる容疑事実」――「容疑事実」という言葉を使っていますよ。容疑事実を決めた。その容疑事実というのは十カ条ありますよ。
 その一番最初がどういうことかというと、「KCIAと文鮮明傘下の諸団体との連けい関係。」

日本では、文鮮明という人は非常に偉い人のように思っている人もあるし、政界の有力者の中でも、手を握ったりなにかして喜んでいる人も実はあったのだけれども、先ほど横山委員から話がありましたけれども、文鮮明は逮捕されたのです。いま保釈金を積んで釈放されていますけれども、しかし、現在は、日本で言えば一種の刑事被告人、不法侵入の刑事被告人、不法侵入というのだから非常に微罪ですけれどもね。それで保釈金を積んで――幾ら積んだか、私は調べてませんけれども、十何人の仲間と一緒に出ているわけです。これはどういうことをやったか。文鮮明というのはニューヨーク州に住んでいるのですよ。彼の住所の隣にバード・カレッジという大学があるわけですが、そのバード・カレッジの構内に入った。ウォーキートーキーなんか持った護衛と一緒にそのバード・カレッジの構内に入っているところをつかまった。ちょうどそこに滝があって、つかまったときに、不法侵入じゃない、おればサイトシーイングをしていたのだ、滝を見ていたのだと言って盛んに弁解したけれども、ニューヨーク警察は、十何人と一緒に逮捕したのです。これは、日本とアメリカとの文鮮明一派に対する感覚が大分違うということですね。これは当局もよく認識しておか

なければいけません。
 そうして、アメリカのキリスト教、いろいろだくさんありますね。バプチストもあれば、いろいろな教会がありますよ。そういう教会の連合体で決定したことは、文鮮明のこのキリスト教はキリスト教じゃないということを決定したのですからね。これもよく記憶しておく必要があると思うのですね。
 いま勝共連合の話が出ましたけれども、日本のこの勝共連合の会長の名前を知っていますか。知っている人があったら教えてください。
○城内説明員 私は、遺憾ながらその名前を存じておりません。
○宇都宮委員 これは非常に警察の当局が、勝共連合という――たとえば私に対する選挙妨害をしただけでもある意味では重要なことなんですよ。その名前を知らぬとは一体何事だ。これじゃこういう問題に対してしっかりした対応ができるはずないでしょう。
○伊藤(榮)政府委員 たまたま知っておりますから私からお答えいたします。(宇都宮委員「職務上知ってもらわなければ困るんだよ」と呼ぶ)久保○○巳という人だと思います。
○宇都宮委員 その久保○君というのは、今度のアメリカのフレーザー委員会の調査において名前の出てきている人物です。それはどこで出てきているかといいますと、フレーザー委員会の調査項目のうちで、さっきのKCIAと文鮮明傘下の諸団体との連携関係を調べる、これが一です。二は、アメリカの銀行、ディプロマット・ナショナル・バンクというワシントンの銀行があるのですが、この銀行の株の過半数を文鮮明の一派が握った。これもアメリカがその国益上非常に重要視して調べている事実なんですけれども、この銀行の調査において、この容疑事実を示唆する次の証拠を入手しているということを言っているのですが、この証拠の中で、文主宰の団体の会員たち及び朴東宣の共同事業家たちが共同してワシントンのディプロマット・ナショナル・バンクの株式の絶対過半数を所有しているという事実、これはもちろん証拠として調べられているわけですけれども、この資金の出どころについて非常に疑問がある。たとえばいまの久保○のような人物が七万ドル (1977年、1ドル約260円なので1820万円) を持っていると言われているけれども、それをどこから持ってきたかということが非常に疑問である。

これがもし韓国の公権力が関係して出しているとなるとこれは問題であるというのが、これがこの問題の中心になるわけですね。だから、久保○という人物は国際勝共連合の会長ということになっていますけれども、しかし、ディプロマット・ナショナル・バンクというワシントンのバンクの、朴東宣一派が買い占めた場合、文鮮明一派が買い占めた場合のその株主に名を連ねている、そういう人物であるということもよく承知しておいてもらいたいと思いますね。ですから、いまの久保○君の名前を知る知らぬは別問題として、

つまりアメリカは、ユニフィケーションチャーチというものの宗教活動を見て、これは本来の意味の宗教団体ではない、一種の利益追求集団であり、それはある一国の政治的な利害やなんかと非常に密接してアメリカ内で活動している、そういう団体であるというふうに見て、そして、しかもそれが選挙妨害をやったり、あるいはまた政治家に資金を提供したり、いろいろなことをしているから調べざるを得ないというので、まさにフレーザー委員会の調査の中心がKCIAと文鮮明傘下の諸団体との連携関係になっているのですから、そしてアメリカにおけるいわゆる宗教活動というものは、アメリカのキリスト教諸団体によって、これはキリスト教宗教活動ではないという断定が下されたということですね。

問題は、だから日本における統一協会、こういうものが、先ほど横山委員がお話しになったように、いろいろなインパクトを与えているわけでありますけれども、そういうものに対する警察等の姿勢が何かおどおどしていたことは間違いないです。だから不幸が相変わらず相次いで出ていく。キリスト教と名乗りながら、アメリカのようなキリスト教国家で、もはやこれはキリスト教じゃないと、こう言われている、そういう宗教団体、それがいろいろな方法、場合によってはマジックな、ミステリックな方法で青年たちを誤らしててるという状態に対して、もう少ししっかりした姿勢をとらなければいかぬと思うけれども、こういうアメリカのこの問題に対する態度というものを参照されて、いままでのようなああいうマジックなミステリックな方法で青年を誤らしめ、少女を誤らしめ、アメリカへ集団結婚なんかによって相当日本人が連れていかれた。女もいるんですよ。

女もいて、そして、皆さんの方で調査しているかいないか知らぬけれども、しかし、去年の暮れには相当人数のユニフィケーションチャーチ関係の女性が妊娠して日本に帰ったという事実があるのです。これは知っていますか。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%9F%BA%E7%9D%A3%E6%95%99%E7%B5%B1%E4%B8%80%E7%A5%9E%E9%9C%8A%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8

世界基督教統一神霊協会、ウィキペディア

 

1977年前後からの内容に注目してほしい。


 

ナツミカンの個人的見解ですが・・・

この組織ヤバ過ぎる。捜査対象になる人ばかり、幹部たちはマインドコントロールされ教祖と同じく警察からの取り調べも、箔がつくとでも思っているのか?

ネット時代になりましたので、現信者の皆様はよくよく統一教会の歩んで来た道をご覧いただき・・・

どうして犯罪者?だらけなのか?というところを、確認するといいでしょう。

 


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証言(1)統一教会詐欺商法は教祖が原因<元関係者は暴露する編1.  

ナツミカンの気持ち・・・