http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20140928-00039450/ より一部転載。加工あり。詳しくは上記URLでご確認ください。

■どんなきょうだい(兄弟姉妹)にトラブルが起こりやすいか

どんなきょうだいにも、トラブルは起こります。
きょうだいは、争ったり、互いに劣等感を感じたり、トラブルが起きる方が普通です。たとえば、最初の子が生まれて、次の子が生まれれば、上の子に赤ちゃん返り(退行現象)が起きるのは普通のことです。そのきょうだいの争いを収めるのが、親の役割です。しかし、親の中にはそんな力と心の余裕がない人もいます。中には、えこひいきをする人もいて、きょうだい問題をかえって悪化させます。
特に自分の全ての面が劣っていると感じたり、親からの扱いに差を感じていたりする場合に、問題が生じやすいでしょう。
また、二人きょうだいは、意外と問題がこじれます。二人だと完全に利害が対立しますし、他の兄弟姉妹がなだめ役になれないからです。

■どんな家族にきょうだいトラブルが起こりやすいか

家族というシステム(家族メンバー同士の複雑な人間関係)の中に、さらに小さなサブシステム(人間関係)があります。夫婦システム、親子システム、きょうだいシステム。このサブシステムが一つでもまともに機能していれば、問題は起こりにくくなります。

夫婦仲が良いか、親子関係が良いか、きょうだい関係が良いか、

どれかが良ければ、たとえ家族の中で問題が起きても、大問題には発展しにくいでしょう。

■カイン・コンプレックス、同胞葛藤(きょうだい葛藤)、兄弟喧嘩

きょうだい問題で悩んでいる人が、単純にきょうだいを嫌い、縁が切れれば良いのでしょうが、なかなかそうは割り切れません。きょうだいだからこそ、他人とは異なる激しい憎しみをいだきますし、同時に憎しみ切れない面もあるでしょう。

心理学 では、きょうだいへの複雑な思いを、「同胞葛藤(きょうだい葛藤)」、「カイン・コンプレックス」などと呼んでいます。カインは、旧約聖書に出てくる人物です。

アダムとイブの二人の息子、カインとアベル。兄のカインは、弟のアベルに嫉妬し、激しく憎み、とうとう殺してしまいます。何と、人類最初の兄弟で殺人事件です。他人ならば、ここまで憎むことはないのに。きょうだいは生まれながらのライバルなのです。

子どもたちは、アメ1個で大ゲンカをするのですが、これは実は食べ物の争いではなく、親の愛の奪い合いなのです。だから、こんなにも激しくきょうだいは争います。

有名人や、かなりの人格者でも、きょうだい問題で悩んでいる人はたくさんいるでしょう。歌手俳優の武田鉄矢さんも、漫画家の江川達也さんも、兄弟とのトラブルを告白しています。それは、単なるお金の問題ではなく、深い心の問題です。私は、このお二人にとても同情しますが、ただ有名人の兄弟というのも大変なものだとも思うのです。

■兄弟は平等に愛してはいけない?

まじめで良い親は、子どもを平等に愛そうとします。それは正しいことです。差別してはいけません。

しかしたとえば、ホステスさんに「私はお客様みなさんを平等に愛しています」と言われてうれしいでしょうか。たしかに「私たち」は平等を求めますが、「私」は一番を求めるのです。

「私とお兄ちゃんと、どっちがかわいいの?」~「何バカなこと言ってるの。どっちも同じようにかわいいに決まっているでしょ」。~子どもたちは、「同じようにかわいい」ではなく、「あなたのことが一番好きよ」と言ってもらいたいのです。

出典:兄弟は平等に愛してはいけない!?:兄弟・親子の心理学:兄弟げんかから遺産相続の問題解決まで:Yahoo!ニュース個人有料「心理学であなたをアシスト」

■一番愛されていると感じてもらうために

下の子がうまれたり、別のきょうだいがスポーツで活躍していたり、障害を持っていたりなど、ある子どもに時間を取られることはあります。そんな時こそ、普段は我慢させている子に対して、時々は、特別扱いしてあげましょう。二人だけで出かけて、甘えさせ、わがままを許しましょう。「いつもごめんね、ありがとうね、あなたのことが一番好きだよ」と。

弟や妹が生まれたときの上の子の「赤ちゃん返り(退行現象)」に、どう上手く対応するかが、まず大切でしょう。

甘えてくるときには甘える必要がある~下の子が生まれた時こそ、上の子をかわいがってあげましょう。~下の子が生まれたときの退行現象(赤ちゃん返り)。その対応に親が失敗すると、子どもの心は傷つきます。その影響が尾を引くこともあるのです。

出典:子ども返り・赤ちゃん返り・退行現象の心理学:弟や妹が生まれたとき・大人でもストレスで苦しいとき:Yahoo!ニュース個人有料「心理学であなたをアシスト」

兄に重い障害がある人が言っていました。

「兄の関係で大勢の人が我が家を訪れていた。そして僕には、そのついでに、挨拶をしてくれていた。兄の事情は分かっていた。兄を支えたいとも思っていた。でも、辛かった」。

特別な事情がなくても、それぞれのきょうだいと別々に外出するなど、ちょっと特別扱いと感じてもらえるようなことを、してあげましょう。それぞれのご家庭で、ちょっとした工夫ができるといいですね。

■大人のきょうだいトラブルと心の癒し方

子どもの頃から心の底に問題を秘めていたきょうだいの場合、大人になって親の介護問題や遺産相続問題が発生したときに、昔からくすぶっていたきょうだい問題が爆発することがあります。

きょうだいゲンカは親の愛の奪い合いなのですが、親が倒れたり死んだりした後の方が、問題が大きくなることもあるでしょう。

相続も介護も、現実の問題として解決していかなければなりませんが、深い心の問題があると、悔しさや悲しいほどの怒りで感情的になり、問題解決は遠のきます。

大人になった今、子どもの頃からくすぶり続けてきたきょうだい問題を解決していきましょう。親から心理的に卒業しましょう。親が元気なら、今までの思いをぶつけてみるのも良いかもしれません。親が死んでいるなら、死んだ親とも会話してみましょう。

「お母さん、お父さん、どうしてあの時、あんなことしたの? あんなこと言ったの?」

大人になったあなたは、親も本当は私のことを愛していたとか、親も辛かったのだろうと、思えるかもしれません。それが、親からの心理的卒業です。

子どものころの傷ついたあなたと会話することもできるでしょう。子ども時代を思い出し、子どものあなたを慰めてあげましょう。それが、今のあなたの心の癒しにつながります。子ども時代に傷ついた心、インナーチャイルド を、今のあなたの力で癒してあげましょう(「今のあなたの力で癒すインナーチャイルド 」)。

■兄弟は仲良くしないといけないか

「~しなくてはならない」という思いが、問題をこじらせます。無理をして、我慢しすぎても、人間関係は良くなりませんし、心の健康を崩します。本当は、小さなころから、「お姉ちゃんばっかりずるいー」などと気軽に言えた方が良いのです。

親は、子どもが差別感を持っていることに気づきにくいので、教えてあげましょう。

最近の調査によると、現代の兄弟姉妹は、昔ほど激しくぶつかりません。同時に、昔ほど濃い人間関係を持ちません。それが、現代的きょうだいなのでしょう。

でも、これでは大きな問題が起きたときに対応できません。心の底に葛藤を抱えていると、ここで爆発するわけです。人間関係が薄くなりがちで、きょうだいの数も少ない現代社会は、きょうだいトラブルが起こりやすいのです。

気の合わない兄弟姉妹もいるでしょう。そんな時は、賢くつきあいましょう。ほどほどにつきあいましょう。少しずつ自分自身の心の問題が解決できれば余裕もできます。

そうやって、上手にきょうだいトラブルを乗り越えていきましょうよ。

~~~~~~~~~~転載終わり。


>夫婦仲が良いか、親子関係が良いか、きょうだい関係が良いか、

どれかが良ければ、たとえ家族の中で問題が起きても、大問題には発展しにくいでしょう。


そうですよねぇ~。私もそう思います。

キャハ!そうすると、文家庭は夫婦仲も悪いし、親子関係も悪いし、きょうだい関係も悪いってことになるんじゃないかしら~(^^;

文教祖家族って、大問題あり過ぎですからね~・・・。

骨肉の争いの一族、側近幹部達・・・醜い有り様を見せつけられても洗脳されてる信者って気付かないのが多いのは、今まで統一教会に投入して来たことを、ただ否定したくないからなんじゃないかしら?・・・ということがひとつあるとおもうなぁ。そして、子供が教会から離れたり、子供から教会否定されると、結局は自分自身が否定されたようで、それを受け入れられない親が多いって事なのかもね。

そうすると、結局は統一教会の信仰を持つって・・・傲慢で自己否定できないって所も見えて来る。自分の願望の押し付けをしているだけということも考えられる。

一般でも、子供が思い通りにならないというのは、仕方が無いと考えるものです。例えば結婚しないで生きてく姿を見て・・・必死に結婚を勧める親もいるけど、それを受け入れて行く親は結構多い。それとは比較できないのかもしれないけど、寛容さは必要なのかもしれない。

統一教会には、寛容という言葉って存在しないような気がする・・・。

                                      by.ナツミカン