農業政策も、結局は
失われた10年。
安倍政権下、大々的にぶち上げた
壮大なる数値目標は、
ことごとく失敗と撤回の山。
作物を作るには、
時間がかかります。
安倍元首相の得意芸だった「かけ声」さえ
かければ、あっという間に魔法のように
出来上がるというものではありません。
今だけカネだけ自分だけのことしか
考えない自民党に、
そんな中長期的視野を見通す政策を
立てることも、もちろん成果を出すことも
無理だったのでしょう。
国産小麦、
確かに素晴らしいものです。
では、なぜ作られなくなってしまったのか？
農家の実情や苦労を、
世襲お坊ちゃん議員方は、
ご存知でしょうか？
知る由も、知る気さえないでしょう。
途絶えた生産を復興する困難を
理解しているのでしょうか？
情勢の変化で、
自ら大々的にかけた梯子も
簡単に外し切り捨てる。
牛だって、生きてる命だってことも
わからない。
紙上の数字と利権しか見てない人たちに、
あるべき農業施策なんて、
立てられるはずもない。
政策の大転換？
鎖国でもするつもりか？
平和で互いに利益となり得る
友好的関係を維持する外交努力は、
未来に向けて捨て去るつもりか？
目先の現実と中長期的未来を
見通すこともできない自民党政権。
また、振り回されて犠牲者が出るだけ。
被害者を無限に増やす前に、
失敗の10年を総括して、
退場するべきでしょう。