4月5日

妊娠40週0日

世の中が言う「予定日」である。



妊娠生活を振り返ってみると

妊娠が分かった時、嬉しかった。

上の子の時よりもお腹の大きくなるのが早かった。

妊婦さんなんだなって嬉しかった。

しまっていたマタニティ用品を出したり

性別が判明したり・・。

18週の時お腹の赤ちゃんに「致死性」の疾患があるかもしれないと判明。

それは誰にでも起こりうる可能性のある疾患だそう。

何をしたからとか誰が悪いとか無いんだって先生は言ってた。

それから妊娠36週まで本当に色々考えた。

妊婦さんを見かけると

この人も無事に出産するんだろうな、元気な赤ちゃん産むんだろうな。

って思ってしまってた。

周りの人は私が妊婦と分かっている。

出産して子供がいなければ「どうしたんだろう」ときっと思う。

だからお腹の中でしか生きられない事は隠さなかった。

色々言われた。

「堕ろさないのか。」

「母体が悪い。」

「自分の体をまず治したほうがいいんじゃないの?」

「出産に危険が伴ったり、無事産まれてこないのが分かってて、そこまでして妊婦でいたいのか。」

「働いてるからだ。」

「乗り越えられる人の所だから授かった命なんだよ。」

私は別に分かってもらえなくてもよかった。

パパちゃんが分かってくれていたからそれで良かった。

きっと上の子の時も今回も、出産や赤ちゃんに問題発生となれば

みんな母体に問題があると思って当然だと思う。

お腹の中でモジモジしながらも

死んでしまうであろう日に、一日一日近づいてく毎日。

モジモジ君は日に日に活発になっていく。

妊婦生活の半分以上は不安だらけだった。

禁煙をやめた。

吸っても吸わなくても元気に産まれて来れない。

それでも禁煙を守ろうとしている自分が凄くむなしくなった。

そんな中、出産5日前。

MRの検査結果で

重度の肺の低形成と言われていたものが

軽度であろう可能性が出てきた。

所見上命の危険性がある様には思えないとのこと。

妊娠判明から五日後に出産する気分である。

そして5日後

計画停電の中出産。

本当に心配ばっかりさせる息子である。