ノルン個別感想。ネタバレ含みますご注意ください。
また、キャラによっては辛口のものもあります。
【ロン】
ロンはゲスいゲスいと聞いていたし、実際他ルートでなかなかのゲスっぷりを見せてくれていたので覚悟してやった訳ですが…切な萌えたじゃねーかコノヤローって感じでした。
まずね、杉田さんの演技にひれ伏しましたよ私。
他ルートで既に敵だってわかってるからね、こっちも警戒するんですよやっぱり。
で、普通に喋っててもこいつヤバイぞっていう恐怖でゾクゾクくるんだけど、それでも目が離せないんですよね。
騙されちゃダメだこいつ敵だからって思ってるのにこの人は本当に裏なんてなくてただの可愛い人なんだって錯覚するような声だったり…。
かと思えばそんな気分を一気に叩きのめすような声出したり…。
ロンが喋る度に七海が囚われていくのが手に取るようにわかって戦慄ですよ(でも萌える)
エンディングはハッピー、悲恋、バッドどれも好きでした。
ハッピーで七海って何度も呼ぶのも、好きって何?恋人ってなに?って聞くのがもうたまらん萌える。
夏彦に義眼返す時に七海を見るのも萌える。
悲恋はスチルがずるい。
覚えてないはずなのに義眼の方に銃口押し付けるとか無意識の内に七海に殺されたいって想いが残ってたとしか思えない。
まるで七海にあのまま引き金を引けって言ってるみたいなんですよ。
台詞なしであんなに萌えるとかちくしょう;;七海もすぐに後を追うからね;;
そしてあの後、二人を見つけるのが一月だろうなって考えると切なすぎる。
一月はあの二人の危うい空気を感じ取ってたんだろうなぁ。
バッドはゲスいです。見事なまでのゲスEND。
しかし萌える。
実はあれ見て蝶毒のおかしな姫様ENDを彷彿とさせられました。
七海の目を塞いで自分以外見る必要はないなんて、あのロンが七海にだけは執着してる姿が明らかに歪んだ愛なんだけど萌えるしかない。
悲しいし歪んでるけどどこか禁断で官能的な愛だなって思いました。
【乙丸】
発売前は全く興味なかったのですが実際プレイしてみると思いの外良かったです。
乙丸はちょっと考えなしの部分もあるけど明るく優しいいいやつって感じです。
でもそれだけじゃなくて、どこか繊細な部分も秘めていてたまに大人な対応を見せたりするので侮れないです。
ただ残念ながら私は個別ルートでの乙丸よりも他ルートの乙丸の方が好きでしたね。
しかもあっくん好きとしては、途中で七海が記憶を消しちゃうところで乙丸と七海のすれ違いに切なさを覚えるよりもあっくんに責められた悲しみでいっぱいでした。ごめんね乙丸。
あっくん好きとしてはこのルートはあっくんと七海が歩み寄るための試練だと思ったくらいです。
誤解解けた後のあっくんがよかった。
そしてハッピーでは乙丸よりも一月のお兄ちゃんぷりに心を奪われました。ごめんね乙丸。
でも最後幸せそうな二人が見られてよかったです。
で、バッドなんですが私ヤンデレ好きじゃないので少しも萌えませんでした。
あれはそれまで人々から記憶を奪ってきた七海に自分自身の手で愛する人から自分の記憶を消すっていうのがやりたかったのかなぁと。
【駆】
いい梶くんでした。
正統派のイケメンですね。爽やかで人あたりがいいし。
サンプルボイス聞いた時は千里に対してあまりにも酷いこと言っているのでちょっと不安だったですが、あれは前後の流れを切り取ったのが悪い。
腹黒とか言われてますけどオープン腹黒だし全然腹黒って感じしませんでしたし。
巷ではいちご育てただけで落とせたちょろい男とか色々言われてますが確かにそうでしたね(笑)
駆からこはるへの好意はちょっと急過ぎたような気はしますが、こはるは可愛いしあんなストレートにぶつかってくる純粋な子が周りにいなかったんだろうから駆もコロっといっちゃったんだねって私は温かい目で見ることが出来ました。
こはるが駆を好きになる過程はよく描けていたと思います。
『君が探していたものはここにあるんだよ』これはこはるにとっては大きかったんじゃないかなぁと。
序盤の『じゃあ俺の苗字あげようか』も普通に萌えましたよね!
1周目にやったので最後の終わり方に少しびっくりしたのも事実ですがそれを補う萌えを堪能出来たので結構好きなルートです。
あの強引な駆を無言で従わせることが出来るこはるっていうのも可愛いですよね。
悲恋に関しては誰得!?と思いましたが…。(ジジイ絶許)
ハッピーは草原で二人寝っ転がるスチルが可愛くて好きでした。
【一月】
全ルート通してちょっとずるいくらいに美味しい役回りな一月が大好きです。
いかにもチャラそうな言動するくせに実は思慮深くて周りのことも色々考えることが出来るいいお兄さん。
七海や乙丸に対するお兄さんっぷりは本当に萌えます。
どのルートやってても一月とあっくんは出てくるだけで私の心を奪っていくんだからずるい。
自ルートだとヘタレっぷりが目立ちますがそんなところも愛おしいです。
悲恋後に開放させる手紙読んだら一月おまえ…って泣けてきてもうどうしようもなくなりました。
あの手紙を何度も何度も書き直してる一月の姿を思うと…そして悲恋での一月の泣き顔見るともうね…。
重傷追ってるくせに自分が死ぬまでの間だけでも深琴に幸せな夢を見せたいとか…そのくせ夢の産物に笑いかける深琴を見て泣くとか…もう馬鹿っ!ヘタレ!って言いたくなるんだけど、それだけ深琴が大事だったんだねって思うとそこがまた萌える。
ハッピーは物語の本筋は完全に投げっぱなしですが一月が幸せそうなのでもうそれだけで
私は満足です。深琴と幸せになってね!