イングランディーレ、ビートブラックなど人気薄の馬の逃げがごくたまに決まるが、今年それがあるとしたらサトノシュレンかもしれない。主張してハナを切る馬もいないし、明らかな1強でスローペースが目に見えている。
本命?サトノシュレンではない。
ほぼ阪神大賞典、大阪杯を使ってきた馬が上位に絡む。
例外は09年と10年。
09年はジャパンカップを人気薄で制したスクリーンヒーローと、本番に弱いアサクサキングスが阪神大賞典から直行して人気になったが、
アサクサキングス 1人気 9着
スクリーンヒーロー 2人気 14着
10年は例年にないレベルの低さで、この時の1番人気は天皇賞で全く来ないダイヤモンドSの勝馬フォゲッタブル。
これらの馬に共通して言えるのは一発屋ということ。フォゲッタブルに関してはその1発すらないのだが。
要するに王道を使って来た馬が勝てないパターンは、単純に弱い人気馬が王道を通って天皇賞に来たとき。この場合、代わりに違う路線を使って来た馬が上位に来るということだ。
なら今年はどうなのか?今年阪神大賞典を使ってきたのはゴールドシップ、GⅠを2勝。これ以上何もいいません。
デスペラード
阪神大賞典をゴールドシップと走って2着。最後はゴールドシップが余力を残しての勝利だったが、デスペラードも直線で猛追。メンバー中最速の上がりで見せ場を作った。
万葉ステークスではフォゲッタブルとも走った。ペースは遅く、追い込みが届くか心配だったが鞍上が得意の大外ぶん回しで勝利。強い勝ち方だった。フォゲッタブルは6着。
フェノーメノ
信頼度が若干薄まる日経賞組だがゴールドシップの次に実績があるのはこの馬。スローになりそうなので展開は向くと思う。
アドマイヤラクティ
長くいい脚が使える馬。
ゴールドシップと同じ感じか。岩田騎手の乗る馬は常に注意しているし、長距離レースでは騎手の裁量が占める部分が大きいから警戒が必要。
ジャガーメイル
数えで10歳です。
いくら競走馬が長寿命になったと言っても、ダビスタⅢだったら強制的に引退させられてる。年だから来ないというのではなく、この馬のピークは10歳なのか?違うでしょう。
このレースを目標に頑張ってきた若い伸び盛りの馬がいればそちらを本命にする。
騎手自体、2000m以上の重賞勝ったことないじゃないか。
レッドカドー
参考レースが少ない。海外レースはよく分からないが、強いと思う。
◎ ゴールドシップ
△ フェノーメノ
△ アドマイヤラクティ
△ デスペラード
△ レッドカドー
ゴールドシップの単勝を1。
ゴールドシップからのワイド4点を2の割合で買おうと思ってる。
配当がつかなそうなら単勝のみ。
参考文献・媒体
週刊競馬ブック
JRA-VAN
パーフェクト種牡馬辞典