気持ちの良い風と夕暮れの空の下、きのうはモンテディオ山形の夏祭りだモン!ファイナル、特設ステージにて歌わせていただきました。
最高だったな、あの空気感。
風に揺れる木々の葉や、夕暮れ時の優しいひかり、試合が始まる前の人々のざわめく期待感。
いろんな要素が混じり合って、そこにはそこにいるひとたちみんなの、しあわせがありました。
実家のじいじとばあばも見に来てくれ、始終嬉しそうに聴いてくれてた。
今回、エフエム山形『リズムステーションマジック』のイベントに出させていただいて特に強く感じたこと。
現場に行って、そこの空気を肌で感じることのたいせつさ。
ネットでは決して感じられないことが確実にあるなって思ったし
それは、平面化しそうな精神に豊かさを取り戻すもので
いちいち言葉にはしないけど、感覚に訴えてくる情報が、そこいらじゅうにいっぱいあって。
たとえばいま目の前で話してる相手が、自分の音楽に興味や好感があるかないかとか、目の光り具合や話してる雰囲気ですごく良く分かるし
こういう現場にい(られ)ることが、次の活動につながっていくんだなって事、改めて感じました。
そしてもうひとつ刺激的だったこと。
サッカーの試合を観るのは、生まれて初めてだったんだけど
ホームとアウェイの落差とか(^-^;)、ラストに向かってグワーってお客さんが盛り上がっていく感じとか、なんだか人間味豊かで、抑揚やリズムがあって
音楽とスポーツって、すごく似てるな...って思った。
私はスポーツの軽やかに突き抜けた空気感がとても好きだし
スポーツを好きで観に来るお客さんの、平和で熱いパッションも好き。
最近は勝ち負けじゃないっていう風潮から、いろんな順位が伏せられたりしてるけど
やっぱりひとの心を熱くさせるものは勝負事だし
勝ち負けを捨てちゃだめだな...って思った。
勝つことに拘らなければ、気持ちはとても穏やかになるけど
でも私がやりたいことは【ひとと感動を共有すること】だから
そのためには、お客さんいなくて悔しいとか、全然売れなくてヤバいからもっと違う方法考えなきゃとか、そういう"感情を剥き出し"にして
たとえマイナス要素ばかりでも諦めずに、自分と仲間を信じて突き進んで行く姿勢を晒していくのが、自分の性には合ってるな...って、強く感じました。
勝ち負けは、シンプルにひとを興奮させ感動させる。
だから、私は勝ち負けから逃げずに挑んで行きたい。
それが誰かの勇気になれたら、めちゃめちゃ嬉しいから。
モンテディオ山形、エフエム山形、関係者スタッフ、共演者の方々、そして観てくださった皆さん、どうもありがとうございましたm(_ _)m!
中村俊輔選手。