(アルバム制作日記の続き)
・・・ということで、録り終えた『T-4』を、今度は違うマイクで録り直してみることに。
今回使ったのは、RE20というダイナミックマイク。
シロウトの私にはマイクの違いとか全然分かんないから、とにかく「もっと良くなる!」って言ってるプロデューサーの保本さんの言葉を信じ、ただただ最高のパフォーマンスをすることに集中するのみ>_<。
で、録ったものを聴き比べてみると・・・
確かに全然違ってる!!
よりパワフルになってる。
こういう、素人レベルじゃわかんねぇだろうなぁっていうところに丁寧にこだわるからこそ、シロウト耳で聴いた時に自然と惹きつけられる、引力を持つ音楽に変わるんだろうな。。。
その他にも、Aメロでラジオマイクを使ってザラっとした声を重ねてみたり、Bメロに心音が入っていたり、トンネルにナチュラルなリバーブを録りに行ってボーカルにかけてみたり(←結局使ってないけどw)
とにかくいろんな工夫や実験を取り入れてみるその作業自体がとても興味深く、出来上がってくる音への愛着もその分増すから
音作りって、その時々の興味や愛情や思い出を音に織り込んでいく、素敵な作業なんだなぁ...ってしみじみ思いました。
再び歌を録り終えたその後のMIX作業ですが、これまた何度もやり取りを繰り返し、これがfinal mixだよって言ってから、数えたら8回もやり直してました(^_^;)。
でも、これだけ真剣に何度も音を聴き直し、よりよくなる方法を考え、これだけ1曲に時間かけられるっていう事は、実はものすごく贅沢なことなのだと思う。
だから、かけられる時間があるうちは思い残すことなくかけたいなぁ。。。
こうしてやっとの思いで完成した、めちゃめちゃ愛着のある『T-4』。
その3ヶ月後、この曲が思わぬ展開を迎えるのでした。。。
(つづく)