経験していない事は語る事もできないから、ただ、平穏無事な一日を過ごせる事に感謝しよう...とだけ思っていたけど、やっぱり観てしまうね。
http://youtu.be/lStauJUSz6A
観終わった後、重くて暗い気持ちになった。
気持ちが晴れるためには、同じ事が繰り返されないためには、何が必要なんだろう...って考えた。
自分の地位を守るために他人を犠牲にする人。
市民の命を守るために自らの命を犠牲にする人。
いろんな生き方があって、私たちは常に選択を迫られていて、どういう生き方をする事もできて。
他人のために自分の命を捧げられるほど高尚な人間にはなれなくても、たいせつなものの順番くらいはわかっていたい。
やっぱり命、が大事。
お金も大切だけれど、自分や大切な人の命の前では、金の価値なんて吹っ飛ぶよな。
そして誰しもが、誰かにとっては大切な人。
だとするなら、おのずと優先すべき事は決まってくる。
そういう思考だけは忘れないでいたい。
そして、そういう事を前にしても、無差別に個々の命を危険にさらすような、最終処分方法も決まっていないモノに頼り続けるのは、現実の膨れ上がった利益を失う恐怖が、想像上の命を失う事に勝っているから。
後世に生きる人たちの事を想えば、少しずつでもフリーエネルギーの方へ転換していくべきだけどそうならないのは、現実的に膨れ上がっていく利益や損失に苛まれているのと同時に、世界的にも軍事的な争いは、まだまだ終わる兆しすらなく続いていくから。
悲しいかな、人間は自分も含め、何事も実際にリアルに経験しないと分かることができない生き物なのかな...と思う。
と同時に、自分の命を犠牲にして汚染水のなかに潜り、一般市民の命を救った人たちもいて
そういう尊い人たちの犠牲の上に、自分たちはいま生きているんだ...って事をしみじみと思った。
犠牲になったひとり、ひとりの方に、哀悼の意を込めて。
自分もいつかそっちに行くから、それまではどうか見守っていてください。