本日、2024年度秋季大会3回戦が行われた。

対戦相手は琵琶湖さん

レベル上げが終わってない選手が打線に並んでいるものの、2回戦で格上を倒してきた侮れないチームである。

本日も第1試合ということで朝の6時頃には続々とメンバーが球場へと集まってきた。　

本日のIm監督の服装はこちら

ワンピースがよく似合っている。

みんな、おはよ！

今日は3回戦、私のプライドのためにも絶対勝たないといけない試合だよ！頑張ろうね！

一同

おう！

っていうことで今日のスタメンはこれだよ！

一同

あ、野手はいつも通りに戻った

先発は高か。

野手をいつものメンバーに戻しました！

佐藤くんと百瀬くんは昨日出られなかった悔しさ、思いっきりぶつけな！

先発は公式戦初登板、高くんで！

練習試合の成績もいいし期待してる！

佐藤、百瀬、高

はい！

あ、それとタマキン！今日はいつもの5番に戻したから大暴れしてね！

玉置

え、あ、はい！頑張ります！

期待してる

あ、それと相手キャッチャーの肩、あまり強くなさそうだから積極的に走ってこ！

一同

おう！

なお、試合前のジャンケンで麻生は勝利

琵琶湖さんの先発は20240097で背番号12、実質エースの吉井くんであった。

そんなこんなでプレイボール

1回表

当校先発の高がマウンドに上がる。

先頭築山くんにヒットを許し、一死二塁から3番高屋敷くんにタイムリーを浴び、0-1と先制される。

その後、4番加藤くんのヒットで0-2

三塁佐藤のエラーで0-3といきなりの3失点を喫する。

これにはIm監督も予想外であったが

今夏の5回戦も初回に3失点したけど逆転したでしょ？

あのときは初回に1点返して流れを呼び戻してたよね？

初回、大切にしていこ！

肩を落としているナインに発破をかける

1回裏

🎙君といたら

吸い込まれる永遠の中

Kura Kura Kura Kura まるでMagicね♫

TWICEのKuraKuraを響かせながら井上が打席に入る。

井上くん、ふぁいとー！絶対出塁してね！

しかし井上はファーストゴロに倒れる。

2番麻生、3番山縣も倒れ初回無得点

うーん、困ったね

2回表

高は相変わらず歯切れの悪いピッチング

またも1番築山くんにヒットを許し3番高屋敷くんのタイムリーで0-4と逆に1点を追加される。

うーん、まずいなぁ

3回表もエラー絡みで1失点、0-5とされる。

待球でのスタミナ切れ狙いとは言え、いきなり5点ビハインドはキツイなぁ

Im監督、いつもは見せない険しい顔を見せている。

暗雲立ち込める3回裏

高

監督、この悪い流れは間違いなく俺のせいです。

俺が流れを変えてきます

3回終わって5失点の高が打席に向かう。

ふぁいと〜！高くん、選んでこ！

険しい顔をしていた監督、一瞬でいつもの笑顔を取り戻し高を打席に送り出す

そして高は投手にしては高いミート力を活かし、粘りに粘って四球をもぎ取る。

高

やったぁぁぁ！

高くん、ナイセン！

監督、大喜びである。

続く大野もネバネバ打撃を披露し四球をもぎ取る。

待球、やっぱりいいんじゃない！？

1番井上はヒットで繋ぎ無死満塁で打席にはキャプテン麻生

キャプテン、いっけー！

しかし高は打ち損じてしまいライトへの浅いフライを打ち上げてしまう

これではタッチアップもできないだろう。

麻生

あー、やっちゃった…

しかし

高

絶対返ってやる！

三塁ランナー高が猛ダッシュを見せる。

ライトが慌ててバックホームするも間一髪セーフ！

その間、2塁ランナー大野が3塁へ進塁

高

しゃぁぁぁぁぁ！

ガッツポーズを見せながら高がベンチに返ってきた。

高くん、ナイスガッツ！　

高

ありがとうございます！

思ったより早くベンチに帰れたので投球練習始めますね！

お、良いねー！気合入ってるね！

麻生

高、俺の打率下がらなかった。ありがとうな！

高

おう！

その頃、打席では

カキーン！

3番山縣が右中間を破るツーベースを放ち、三塁ランナー大野に続いて一塁ランナーの俊足井上もホームインし3-5と2点差に追い上げていた。

大野、井上

監督、ただいまー！

え？なに？井上くんたちは何でここにいるの？

監督、高を称えるがあまり、試合を観ていなかったようである笑

一連のガッツ溢れるプレーで息を吹き返した高

4回表

相変わらず築山くんに出塁を許し、高屋敷くんにヒットを浴びるも、気迫のピッチングで失点は許さない。

この試合、初めて相手のスコアボードに0が入った。

高は4回裏の打席ではサードゴロに倒れるも相変わらずのネバネバ打撃を見せていた

高くん、ナイスファイト！

高

ありがとうございます。そろそろ疲れてきたので交代したいです。

りょうかい！よく頑張ったね！

5回表

監督は高に代わって小谷にスイッチ

小谷も相変わらず怪しいピッチングを見せ、ピンチを招く。ここで琵琶湖さんは代打攻勢に出るもピッチャー吉井くんの代打、西本くんをゲッツーに無失点に抑える

流れがこっちに来そう！

5回裏、代打で出た西本くんに代わり平野くんが登板。

一死から1番井上が出塁

盗塁をキメたあと、二死満塁のチャンスを作る。

ここで打席には

タマキン、いけー！

お気に入りの玉置である。

Im監督の声援が球場中に沸いていた

玉置はセンター前に綺麗に弾き返し、2人が生還。

遂に5-5の同点に追いつく！

ナイバッティン！

タマキン、今日は良い感じに弾けてるね！

玉置

あ、ありがとうございます

何処か痛そうな顔をしながら玉置はVサインを返した。

前半終わって5-5

ヒットの数は琵琶湖さん8本、当校4本と圧倒的に押されているも流れは完全に当校に傾いている。

6回表

当たっている1番築山くんからの攻撃

この試合何度も痛い目に遭っている築山くんと高屋敷くんを小谷が打ち取り無失点

はい、完全に流れを呼び込みました

監督、不敵な笑みを浮かべている。

6回裏

8.9番で一死二三塁のチャンスを作る。

1番井上は倒れるも打席には打線の核、キャプテン麻生

ここで琵琶湖さんは峰松くんにスイッチ。

最後のピッチャーを注ぎ込んできた。

ふぁいと！キャプテン！絶対打つぞ！おー！

何かよく分からない応援をしているIm監督

そして

麻生

今度は犠牲フライでは駄目ですからね

カキーン！

麻生がセンター前に低い打球を放つ。

三塁ランナー小谷が還って6-5の勝ち越し

二塁ランナー大野も還って7-5と2点差をつける。

やったー！遂に逆転だ！

監督、大喜びである。　

しかし

7回表の小谷はピリッとしない

連打を浴びピンチを迎えると打席には途中出場の田中くん

カキーン！

小谷は田中くんに二塁打を許し、7-7とすぐに追いつかれてしまう

あちゃー、そう上手くは行かないか笑

2塁ランナー田中くんに代走麻田くんが起用され、琵琶湖さんはベンチ入り選手を全て使い切った

7回裏攻撃前、監督を中心に円陣を組む

みんな、追いつかれちゃったけど、相手はベンチ入り選手を全員使い切ったよ。ここから打線が更に強くなることはないし、次のピッチャーも出てこないはず。

ここに来て待球が効いてきた。あとは峰松くんをジワジワ締め上げるだけだよ

一同

おう！

ということでタマキン、行っておいで！

玉置

はい！

打席に向かう玉置

いやぁ、最後の言葉言ってた監督、ちょっと怖かったな。怒らせたらヤバそう。絶対出塁しないと

しかし玉置は凡退

おそるおそるベンチに帰ってくる

出塁できなかったのタマキン

もうしょうがないなぁ笑　　

玉置

すみません…

気にしない気にしない！

後ろが何とかしてくれるよ！

監督、そこまで気にしてない様子

玉置

(いやぁ、怖かった)

その後、当校は二死一三塁のチャンスを作るも無得点

何か、流れが微妙だな…まずいかも

監督の不安は的中

8回表

琵琶湖さんはまたも1番築山くんからの攻撃

そしてまたもヒットを許す　　

この試合大当たりの3番高屋敷くんは打ち取るも、4番加藤くんにタイムリー浴び7-8。再び勝ち越される。

あーあ

まぁ8回はこっちも1番からだから取り返すしかないね

8回裏

🎙君といたら

吸い込まれる永遠の中

Kura Kura Kura Kura まるでMagicね♫

TWICEのKuraKuraを響かせながら井上が打席に入る。

井上くん、絶対出塁！

無言で頷く井上

しかしレフトフライに倒れてしまう。

しかしその後、麻生が内野安打で出塁。しかし3番山縣は三振

打席には

🎙️4番ショート山口くん

I wanna know 甘い蜜の味だって

I wanna know カラダが宙に舞うって

I wanna know know know know

What is love? 例えばそんな感じ?

I wanna know 笑顔が溢れ出すって

I wanna know すべてが輝くのって

I wanna know know know know

What is love? 言える私になりたいの

What is loveを響かせながら山口が打席入り

山口がボールを選ぶ間に麻生が二盗三盗をキメる。

麻生

さぁ、野洲が生んだスーパースターさんよ。

悔しいけどお前は俺らとは違う次元にいる人間。それは認める。だから後はお前がスターであることを証明するだけよ。お膳立てはしてやったぜ？くれぐれもWhat is hit?とか言うなよ？

三塁ベース上のキャプテンが打席に向かって叫ぶ。

山口

キャプテンありがとう、俺が決める！

山口はインコースにきた甘めのストレートを一閃！

打球は三遊間を抜けた！

麻生

しゃぁぁぁ！

麻生がガッツポーズをしながらホームイン。8-8の同点！

山口くん、麻生くん、ないす！

監督もとても嬉しそう。

その後、玉置、百瀬も繋ぎ二死満塁。打席には佐藤

玉置

一年生大会でのキャプテンさん！頑張れ！

百瀬

あのときはキャプテンなのに不調で若干足引っ張ってたけど、2年になったから活躍できるよね！？なぁ山口、そう思わない?

山口

あー、ごめん。俺今年の3月に入ったからよく分かんないや

百瀬

あー、そっか笑

佐藤

あいつら、好き勝手言いやがって笑

百瀬の煽りに佐藤はリラックスできたようだ。肩の力も抜けて…

クルッ！

三振してしまった。

佐藤

あぁ…

佐藤が肩を落としていると

山口

佐藤さん、何してんすか。走ってください！

佐藤

え？

我に返った佐藤

そこにはホームベースを踏んでいる山口がいた。

二死フルカウントだったので投球と同時にスタートした山口がそこにいるのは分かる。しかし何故自分が走らないといけないのか。三振してしまったのに

山口はそっとバックネットを指差す

佐藤がそちらを見るとボールを追いかけている琵琶湖さんのキャッチャー後藤くんの背中を発見！それを見て佐藤は一塁にダッシュ！後藤くんも一塁に送球し、間一髪セーフ！佐藤のヘッスラが後藤くんの送球を上回った。

佐藤

危ねえ危ねえ、最近足速くなったから良かったものの、危うくアウトになるとこだった。

ともかく山口のホームインで9-8の勝ち越しである。

ベンチが大いに沸いた。

山口

佐藤さん、危ないですよ

百瀬

おーい佐藤、また敗因作るとこだったぞ！

何でも無難にやるのは良いが、やるとこはちゃんとやれよー笑

佐藤

百瀬さん！僕はこの前Cランから走力Bランになりました！あの頃とは違います！

百瀬

言うようになったな。お前ももう一人前だ

お父さん目線？笑笑

峰松くんはこれで完全に緊張の糸が切れたか続く小谷を押し出しで歩かせ10-8、9番大野にもヒットを許し11-8と当校が追加点を挙げる。

3点リードとなった9回表は小谷が無難に抑え

11-8の乱打戦を制し勝利！

打撃成績

ベンチ入り野手全員安打を記録

投手の2人は無安打も2人で4四球を選び貢献した。

安打数では相手を下回ったものの、10四球10盗塁といやらしい攻撃でチャンスを確実にモノにしていった印象

高、小谷共に打ち込まれてしまった。

打撃陣に感謝すべきであろう。

野手のMVPは3盗塁3打点の麻生

投手のMVPは…強いて言うなら小谷？打撃でも貢献したので…

これにより公式戦通算勝利数は37勝

Im監督体制となってからは21勝である。

最近の公式戦結果はこちら、

8大会連続の1大会2勝以上を決めた。

試合後のミーティングにて

みんな、勝利おめでと！

しんどい試合だったね。想定以上に苦しんだ印象。

無課金アピール校には思いの外苦戦するんだよね。

何でなんだろ？気負っちゃうのかな？

まぁでも最後はコレの差が出たね笑

そう言って監督は指で輪っかを作った。

こうしたしんどい試合を制することも勢いをつける上では大切なことだと思うし、とにかく勝てて良かった！次も頑張ろうね！

一同　

おう！

監督の言う通り、次も頑張ってほしい

なお、4回戦の対戦相手は

花山高校さん

レートは1901で県内ランク68位

4回戦にして初めてランカー勢との対戦となった。

当校とは度々対戦経験があるが、公式戦でも昨夏に対戦したことがある。

このときはなかなかの打ち合いであった。

今までの相手とは数ランク上の相手である。

リベンジを果たされないように頑張りたい。

2024年度秋季大会3回戦結果