phaさんの
「どこでもいいからどこかへ行きたい」
というタイトルの本を
読みました
この本を読んで
著者のphaさんは
自分自身のことを
すごく的確に
客観的に
見つめることが出来る方なのだなぁ
そして
自分自身が心の底から
「やりたい」「行ってみたい」と
思うことを
素直に実行された方なのだなぁと
思いました
私自身
一人でいるのは大好きだけれど
時には、一人では
もの足りないこともあるし
ハリネズミのジレンマのように
つかず、離れず、という
絶妙の距離感を求めて
矛盾する気持ちをなんとか
なだめつ、すかしつしながら
心地よい距離感を
保っているように
思うこともあるのですけれども
この本の中で
phaさんも似たようなことを
書かれておりました
家にいることは好きだけれども
ずっと家にいると
鬱屈してきて
どこでもいいから
どこかへ出かけたいと思う
自分でも面倒くさい性格だと思う
というようなことを
書いておられて
とても共感しました
この本で印象に残っている
記載があって
ちょっとphaさんの
書かれている表現(文字)とは
違うかも知れませんが
人生を直線のように生きる人と
人生を螺旋のように生きる人がいる
というような
書き方をされていた部分です
直線のように生きる人、というのは
目標を掲げて、まっすぐに努力して
それを叶えて生きる人のことを
例えたもので
螺旋のように生きる人、というのは
一人暮らしが楽しくて
ワクワクして暮らし始めるが
だんだんと飽きてきて
シェアハウスをやってみようと
今度はシェアハウスで
ワクワクして暮らし始めるが
それもまただんだんと飽きてきて
また一人暮らしを楽しもうと思う・・・
というように
人生を、まるで
輪(ループ)のように
クルクルと生きる人を例えたもので
phaさんご自身は
螺旋のように
生きるタイプなのだと
なるほどなぁ
もしかして私も
螺旋の要素が
多いのかも知れないと
思いました
目線を変えると
見えるものが違ってくるのだとも
書かれていました
私は
学校に通っていた当時
どうしてこんなに
お天気のいい日に
どうしてみんなで
教室で勉強しなきゃ
いけないんだろうな
と思う子供でした
学校、という場所に
通ってはいましたが
心の中ではずっと
その疑問は消えないままでした
自由に
自分の思うままに
生きてみたい
という希望が
その当時から
あったのかも知れない
そして
それをある意味
実行されている
phaさんの本を読みながら
ここまで己の気持ちに
正直に
生きておられることを
羨ましいとも思ったし
なるほどなぁ
自分で
「こう生きる」と
決めてしまいさえすれば
phaさんのように
生きていくことも
出来るのだなぁとも
思ったのでした
