ある時
私は
病院に行き
どうにも
頭が痛いと
訴えたことがあったのですが
その時の先生に
「バファリンを飲んでください」
と言われ
ポカーーーン、となったことが
ありました
それまで私が
通っていた病院では
薬を処方して頂くことはあっても
市販薬を飲んでください、なんて
言われたことがなかったので
以後
なんとなく
その先生に
不信感を抱くようになり
ある時、ついに
先生の指示に
どうしても
納得が出来なかった
ということがありました
指示に従うかどうか
大いに躊躇していましたところ
看護師さんがお一人
私の側に
そっと
来てくださいまして
こうおっしゃいました
あの人は
お医者さんではあるけれど
所詮
1人の人なんです
合う、合わない、というのも
あるでしょう
治療を受けるかどうか
決めるのは
mikaさんの身体だから
mikaさんが決めたら
それでいいんですよ
mikaさんは
どうしたいんですか?
と言ってくださいました
看護師さんに
こうしたいんです、という意向を
お伝えしますと
わかりました
私が代わりに
先生に伝えてきますから
待合室に戻って
お待ちください
とおっしゃって下さいました
「どうしたいんですか?」と
自分で決めることを
促してくださり
かつ
先生との間を
取り持ってくださった
看護師さんには
頭が下がる思いです
この時まで私は
お医者さんの言うことは
絶対だ、と
思おうとしていたのですが
今思えば
この時を境に
たがが外れたのです
のちに私は
コーチングを学ぶのですが
この時の看護師さんの対応が
コーチングで学んだ
自分の「答え」を
引き出すものであったなぁと思います
「自分の人生は
全て自分で決めるのだ」
と思うきっかけにもなった
出来事、だったのでした
