失うものなんて

何もないと

 

どこかで

信じている。

 

どんな出会い、別れ

繰り返し、繰り返し。

過ごしていても。

 

 

巡り会いは

偶然じゃないと

 

どこかで

信じている。

 

たとえそれが

瞬間(とき)の流れに映る

一瞬だったとしても。

 

 

あてもなくひろがる場所に

道が続いているのは

 

誰にでも

輝ける場所が

 

きっとあるから。

 

 

 

絶え間なく

流れる

この空

 

勝手知った顔で

全ての出来事を包み込む

 

涙 風にうかぶ。

 

 

生きることは

生まれた証と

定め生きる人よ

 

たった一度

永久(とわ)に馳せる想い

心に見つけた日

 

喜び

悲しみ

心に抱き

支えあえる人よ

 

漂い

集まり

雨に落ちてゆく

空渡る

雲のよう

 

永遠と思える場所に

終わり告げる日が来たら

 

誰にでも

たどり着く場所が

きっとあるから

 

絶え間なく

流れる

この空

 

勝手知った顔で

 

人を

雲を

 

永久(とわ)に続く

明日へと

流れ

運んでゆく

 

 

何も出来なくても

何も見えなくても

 

たったひとつひろがる

この空のこと

 

信じた。

 

 

どんなに瞬間(とき)を

遠回りしても

きっと歩いてゆける。

 

全ては

永久(とわ)に続く

明日への

 

空からの

贈り物。

 

 

絶え間なく

流れる

この空

 

何も言えないまま

 

たったひとつ

空に浮かぶ雲

 

ずっと見つめていた

 

 

 

泣いて泣いて泣いて

 

この空を

 

信じた。

 

 

 

泣いて泣いて泣いて

 

この命

 

信じた。