円ちゃん、お誕生日おめでとう!
私はあなたの大好きなセルジオ・ロッシの国イタリアに留学中なんだよ。
生きていたら、絶対一番に遊びに来てくれたのにね。
あなたの負けず嫌いなところ、大好きだった。
いつも美味しいお菓子作ってくれたり、手作りの洋裁小物くれたね。
私のことちゃんと叱ってくれる唯一の友達だったね。
どうもありがとう。
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円ちゃんとは4年前に亡くなった私の親友だ。
自分が医者だというのに、全くその役割を果たせず、
親友を助けれらなかったことは一生の不覚であり、ずっと重い十字架を背負い続けている。
彼女は自分の病気をなめていた。
と言うより、自分を過信していた。
一度、意識不明状態になったにもかかわらず完全に回復した既往があったので、
次も何かあっても大丈夫だろうと・・・。
でも、病魔は二度目は去ってくれなかった。彼女を連れて行ってしまった。
そして昨今の救急車拒否病院が何件もあり(妊婦に限ったことではありません)、
彼女が救急車を呼んでから病院に運ばれたのはなんと50分後。
たまたま運ばれた病院は私の大学の同級生の働いている病院で偶然にもその同級生が主治医。
でも、既に胸郭(肺)は水浸し、体中に酸素が回らない状態。
頭もいわゆる脳死に近い状態。
治療の結果、肺はもとに戻ったけど、脳は回復せず。
1週間の入院後、心臓停止。
これも何かの巡り会わせなのだが、私はこの病院の週一度アルバイトに行っていた。
でも、彼女の名前を聞くことがなかったので、彼女の入院中に行ったにもかかわらず、入院していることさえ知らなかった。後で脳のCTを見て、愕然とした。
彼女が亡くなった日は先輩の結婚式。
振袖着て、挙式の直後彼氏と待ち合わせをし、家に連れて帰ってきて、
ママに彼氏を紹介しようとした矢先に
電話が鳴った。
円ちゃんの母上からだった・・・。
「Mikaちゃん、あの子亡くなっちゃったのよ・・・」
この瞬間の衝撃は一生忘れられないだろう。
そのあとも物凄く大変だった。
悲しみに打ちひしがれ何も出来ない家族の周りで、彼女の友達と所用を片付けた。
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命日に思い出すよりも誕生日に思い出す方がいいよね。
円ちゃん、おめでとう。
あなたの遺品のピアス、私の右耳にいつも付けています。
いつも守ってくれてありがとう。一生よろしくね。