『六本木境クリニック』に手術見学に行きました。 | Life can be beautiful. (みかこクリニック院長 高木美香子のブログ)

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先週末、天皇誕生日の23日(土)に、

東京の『六本木境クリニック』に手術見学にお邪魔してきました。

 

世の中はクリスマスムード一色でしたが、

私の目的は境先生の『眉下切開』と『スプリングスレッド』の手術見学でした。

 

境先生は、美容の分野では、上まぶたのたるみに対する『眉下切開』、顔のたるみに対する『スプリングスレッド』、そして『刺青の除去手術』で非常に有名な先生です。

 

境先生とは、私が岐阜市の「いちだクリニック」に勤務していた時代に、境先生が市田先生の手術見学に来られている時にお会いし、その後お付き合いさせてい頂くようになりました。非常に気さくなお人柄で、とてもお話ししやすい先生というのが第一印象だったのですが、境先生のご出身が福岡だったことから、同じく福岡で働いていたことがあった私とは共通の話題でも話が弾み、それ以来お会いするたびに色々とお話しさせて頂くようになりました。

 

私が今回ぜひとも見せて頂きたかったのが、境先生の『眉下切開』の手術でした。

『眉下切開』は、私も眼瞼下垂の患者さんに対して積極的に行っている方法なのですが、最近、木沢記念病院でも眼瞼の手術が増えたきたので、自分の『眉下切開』の方法が正しいのか、さらに改善できる点はないのだろうかと考えていました。そんなときにタイミングよく札幌の美容外科学会で境先生にお会いしたので、ぜひとも見学をさせて頂きたいとお願いしたところ、快く引き受けてくださり、今回の訪問が実現しました。

 

今回の見学で、眉下切開に関しては、パーっと霧が晴れたような気持ちです。これまで抱いてきた疑問の数々に境先生がズバッと答えをくださったと思います。何百例と執刀されていますので、経験に裏打ちされた自信にあふれたお答えを頂き、実際に見せて頂きました。お忙しいなか、山のようにスライドも見せて解説してくださり、ますます理解が深まりました。これまでの境先生の努力の結晶をこんなに丁寧に教えて頂いて申し訳ない気持ちになりましたが、境先生は『先生のように休日返上で勉強に来る先生からは、自分もよい刺激を受けるから、気にしなくていいんだよ。』と、おっしゃってくださり、救われた気持ちになりました。

 

続いて、たるみに対する『スプリングスレッド』の手術も見せて頂きましたが、その効果も驚異的でした。いつか、受けてみたいような、、、でも、正直なところ怖いような。。。でも、驚くほど上がります!

 

そんなスプリングスレッドの効果に対する驚きもさることながら、何よりも印象に残ったのは、境先生の術中の『気迫』のようなものでした。境先生の皮膚縫合の一針は、まるで私のマイクロサージャリー中の血管吻合の一針と同じぐらいの緊張感と気迫でした。師匠である市田先生に頂いた 『一刀入魂』 『一針入念』 という言葉を、久しぶりに思い出しました。

 

『一刀入魂』 『一針入念』 

今日学んだ沢山の事柄にこの二つの心意気を足せば、さらに良い結果が出せるに違いない!と一人ホクホクしながら帰りの新幹線に飛び乗りました。

 

 

名古屋駅前のロータリーで少しだけクリスマス気分を味わい、無事帰宅しました。 

今年も残すところあとわずかです!