神保町花月ファイナル公演。

皆様のお陰で千秋楽を終え12年半の歴史に幕を下ろしました。お越しいただいた全てのお客様ありがとうございました。



神保町花月最後、

私がいただいた役は山内葉子。


女手一つで育て上げた愛する息子の帰りが遅く連日飲んだくれる葉子。




挙句の果てに探偵に息子の尾行を依頼します。
自分も一緒に付いて行っちゃうけどね。笑



実は息子の帰りが遅いのは、母の結婚披露宴のスピーチの練習でした。披露宴で息子からサプライズでスピーチをプレゼントされました。





散々飲んだくれたBarレガロ。そこは葉子の唯一のオアシス。そのレガロの大好きなマスターとお仲間に囲まれてクリスマスイヴにご機嫌な披露宴をしました。ノリノリの葉子です♪


Make my wish come true!!!




息子の大輝が葉子に贈ったスピーチ

『葉子、俺がお前と始めて出会ったのは18年前だった。お前はめちゃくちゃ喜んだけど俺はめちゃくちゃ泣いた。お前は嬉しくて俺を抱きしめたと言うけど抱きしめたのは俺の方だ。だって俺が頼れるのはお前しかいなかったから。

仕事が忙しいのに毎日弁当を作ったな。残業続きで疲れてたのに運動会で一緒にかけっこしたな。寝ずに看病したな。ホントによくやった。よく頑張った。だから、これからは自分のために生きてよ。お母さん結婚おめでとう!!』 




自分の生活とリンクしてこの台詞に涙しない事は一度もありませんでした。この役は私がやっていい!!今回ほどそう思えた事はありませんでした。まさかお衣装でウェディングドレスが着れるとは思わなかったです。本当にサプライズです!



この役この台詞、そしてウェディングドレスが着れたこと。そしてこの作品に関われたこと。その作品が神保町ファイナル公演であったこと。

それは私にとって最高のクリスマスプレゼントでした。



素敵な脚本を書いて下さった、丸山智子さん
温かい演出をして下さった、山下哲也さん
演者の事を第一に考えて下さった、制作さん
そして演者が魅力的に見えるよう支えて下さった全スタッフの皆様。本当にありがとうございました。


愛する共演者の皆様♡♡♡
心から感謝致します。



神保町花月お疲れ様でした。ありがとう!!







山内葉子
三木美加子