ひGWが始まりました。
日曜日は朝から天気が良く、気持ちのいい青空が広がっていた。
今日は家族と一緒に、となりの県にある大型ショッピングモールまで出かけました。
普段は地元でのんびりと過ごすことが多いけれど、たまには少し遠出してみるのもいい。
車に乗り込み、家族と他愛ない会話をしながら、高速道路を3時間ほど走りました。
目的地のショッピングモールに到着すると、すでにたくさんの人で賑わっていた。広い館内を家族でぶらぶらと歩きながら、雑貨店や洋服店を覗いたり、フードコートで少し早めの昼食をとったりして、いつのまにか荷物も少しずつ増えていく。
そんな中、ふと目に入ったのが、「手芸と生地のお店」という看板だった。普段からハンドメイドが好きで、休日にはミシンを出して小物や簡単な洋服を作ることもある私は、自然とそのお店に足を向けていた。
店内はカラフルな布や手芸用品であふれていて、まるで宝箱の中に入り込んだような気分になる。棚には整然と並べられた生地がずらりと並び、見るだけでも楽しい。花柄、水玉、ストライプ、北欧風のデザイン、ナチュラルなリネン素材…どれも魅力的で、ついつい時間を忘れて見入ってしまった。
そして、ある一角で目に留まったのが、淡いブルーを基調に、小さな野の花が散りばめられたコットンリネンの生地だった。どこか懐かしさを感じさせるその柄に、私は一瞬で心を奪われた。手に取ってみると、手触りも柔らかく、しっかりとした厚みがある。これでエプロンを作ったらきっと素敵だな、トートバッグにもぴったりかもしれない。いろいろなアイデアが頭の中を巡り、気づけば「これ、ください」と店員さんに声をかけていた。
カットしてもらった生地を手にレジを済ませると、まるで宝物を手に入れたかのような嬉しさがこみ上げてきた。家族のもとに戻ると、「また布買ったの?」と少し呆れたように笑われたけれど、「だって、すごく素敵だったんだもん」と私も笑い返した。
帰り道の車の中、夕陽に染まる景色を眺めながら、買った生地で何を作ろうかと考えていた。こんな風に、ふとした出会いで心が弾むのも、お出かけの楽しさのひとつだと改めて思った。

また近いうちにあのモールに行ってみよう。次はどんな素敵な生地に出会えるのか、今から楽しみでならない。